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セミナー報告:M&Aにおける財務デュー・デリジェンスの留意点(日本監査役協会さん)

先々週・先週と、日本監査役協会(関西支部)さんの主催セミナーでお話しして来ました。

「M&Aにおける財務デュー・デリジェンスの留意点」

テーマは3年ぶりくらいに、「監査役等が押さえておきたいM&Aにおける財務デュー・デリジェンスの留意点」です。

ご参加くださった監査役の皆さま、ありがとうございました。また、対面セミナーの減少に伴い、セミナーに対する私の意欲もどんどん落ちていく中、こういう機会をくださった事務局の方々にも感謝です。

「撮影は苦手で、対面が楽しい」というのは、10年来ずっと変わってなくて、税務DDの話をした際の皆さんのしらーっとした反応ですら、嬉しくて仕方ないレベルでした(大丈夫なのか)。

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当日の内容のうち1つだけ

当日お話した内容は色々ありますが、大枠として以下の書籍をベースにしています。もちろん、監査役さん向けということで、より大局的な視点ですけど。

 

当日の内容のうち、あえて1点だけ強調するとすれば、監査役さんがDDレポートをご覧になる際、「本当に買収後に自社の子会社になっても大丈夫な会社なのか」という視点は重要だと思います。

特に海外の場合、日本からのコントロールは容易ではないので。

もちろん、高値づかみはM&Aのリスクです(後々の減損など、会計面でも悲惨なことになります)。でも、仮に適正価格での買収であったとしても、買収後の「連結パッケージが出せません」・「ローカルファイルは出したくありません」みたいな状況は、避けられるなら避けたほうがいいと思いますし、避けられないのなら想定しておいたほうが(≒覚悟を決めておいたほうが)いいと思います。

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動画配信あります(日本監査役協会さんのウェブサイトで)

そうそう、このセミナーは、日本監査役協会さんのウェブサイトで動画配信が予定されているそうなので、ご関心がある方はぜひご覧ください。

撮影があった回は(なかった回に比べて)大人しくしていますが、適度に反応を返して頂けたこともあり、かなり嬉しそうにしているはずです(笑)

「対象会社の事業計画をご覧になる際には、自社の中期経営計画の達成度を考えてみられるとよいのでは?」みたいに、余計なことを何度か言った気もしますが、そのあたりはご容赦頂ければと思います。

楽しかった!

久々のセミナーでしたが、何とか2日程とも無事終えることができて一安心です。2回目の翌日は、このまま目が覚めないのではないかというレベルで起きられませんでした(前夜に寝るのが遅かったからかもしれません)。そんな感じでこの上なく疲れたのですが、同時にこの上なく充実した時間でした。

ご参加くださった監査役の皆さま、改めてありがとうございました!

事務局の皆さんも、いつもながらのいい雰囲気を作って頂き、ありがとうございました! 企画時にリクエスト、終了後にフィードバックを頂き、改善につなげる作業が本当に楽しいです。

ということで、楽しかった日々も終わり、そろそろ日常のお仕事に戻ります。

では、では。

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

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