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佐和周のブログ

自著・雑誌寄稿

『事例でわかる 海外子会社の不正リスクと対応 ケース50』が出ました

中央経済社さんから、新著『事例でわかる 海外子会社の不正リスクと対応 ケース50』が出ました。

 

『事例でわかる 海外子会社の不正リスクと対応 ケース50』

この本です↓

事例でわかる 海外子会社の不正リスクと対応 ケース50

売り場はどこなのか

昨日、この本をお客さんのところに持っていくはずが、忘れてきてしまったので、途中オアゾの丸善に立ち寄って、1冊買いました。

私の本(ケース50みたいなやつ)をまとめて並べてくれてる売り場を見つけたのですが(ありがとうございます。「丸善」じゃなくて「丸善さん」の誤りでした)、そこにこの本はなく、近くにいた店員さんに聞いてやっと売り場がわかりました。確かにジャンルがよくわからないよなあと思います。

ちなみに、その後、大手町の地下を歩いていて、今度は自分の居場所がわからなくなったので、丸善さんでも売り場ではなく自分のロケーションを特定できていなかっただけの気もします。

この本の50ケース

それはそれとして、この本には事例が50コ(以上)あって、それを列挙すると以下のような感じです(Ⅱ~Ⅳ章が事例の紹介です)。

Ⅱ. 典型的な不正事例を押さえておく

1. 不正な財務報告
(1) 売上計上に関する問題
ケース1:架空売上を計上する
ケース2:売上を前倒し計上する
ケース3:決算日後の返品を前提に売上を計上する
ケース4:循環取引を行う
(2) 費用計上に関する問題
ケース5:費用計上を繰り延べる
ケース6:原価付替えを行う
(3) 売掛金や棚卸資産に関する問題
ケース7:売掛金が滞留していないように見せかける
ケース8:売掛金の消込作業をちゃんとやらずに放置する
ケース9:実地棚卸の結果を操作する
ケース10:実地棚卸で多額の差異が発生する
ケース11:標準原価を使って棚卸資産の残高を操作する
ケース12:システム上の単価誤りで棚卸資産が過大計上される
ケース13:棚卸資産が滞留していないように見せかける
ケース14:様々な手段で棚卸資産を過大計上する
(4) 資産性のない資産に関する問題
ケース15:資産性のない前渡金や建設仮勘定を計上する
ケース16:実在性の確認できない有形固定資産を計上したままにする
ケース17:資産性の疑わしいソフトウェアを計上する
ケース18:資産性のない無形資産を計上する
(5) 簿外負債に関する問題
ケース19:借入金や買掛金を簿外処理する

2. 資産の流用
(1) 出金による横領
ケース20:役職員が現金を横領する
ケース21:役職員が小切手を悪用する
ケース22:役職員がインターネット・バンキングで不正送金を行う
ケース23:役職員がコーポレートカードを不正使用する
ケース24:役職員が架空経費名目で自身に資金を還流させる
ケース25:役職員などが建設仮勘定を使って不正出金を行う
ケース26:役職員が税金支払いを装って不正出金を行う
ケース27:合弁パートナーから派遣された役職員が不正送金を行う
(2) 入金の横領
ケース28:役職員が仕入先からリベートを受け取る(裏金も捻出する)
(3) 現金以外の資産の横領ケース
ケース29:役職員が在庫や固定資産を横領する
ケース30:役員が私的な目的で海外子会社に不動産を取得させる
(4) 資産の流用の疑い
ケース31:役職員が別会社を設立する
ケース32:役職員が親族企業と取引を行う
ケース33:役職員がキックバックを受け取る

3. 贈賄
ケース34:外国公務員に直接贈賄を行う
ケース35:現地のエージェントを経由して贈賄を行う

Ⅲ. 特徴的な不正事例も知っておく

1. 意外によくあるパターン
ケース36:すでに不正が行われている海外企業を子会社化してしまう
ケース37:資本関係の離れた子会社で不正が発生する
ケース38:現地スタッフではなく駐在員が不正を行う
2. 想定外のパターン
ケース39:海外子会社の不正と思いきや裏側に日本がいる
ケース40:日本側の厳しいチェックが不正を誘発してしまう
3. 発覚の仕方が困るパターン
ケース41:不正の開示前に現地で報道されてしまう
ケース42:経営者による大掛かりな不正が発覚しそうなのに発覚しない
4. 不正調査から問題が波及するパターン
ケース43:不正調査で別の不正や別の海外子会社の不正が見つかる
ケース44:海外子会社の不正を調査していたら日本の問題も見つかる
ケース45:調査は終わったはずなのに新たに別の問題が見つかる

Ⅳ. 不正以外の困りごとも想定しておく

1. 海外子会社の決算上の困りごと
ケース46:海外子会社の決算が締まらない
ケース47:海外子会社の内部統制上の問題がなかなか改善しない
ケース48:海外子会社の担当者が日本側の指示を誤解する
2. 海外子会社に対する詐欺行為
ケース49:海外子会社が送金詐欺被害に遭う
ケース50:海外子会社が取引金融機関の従業員による詐欺被害に遭う
3. 海外子会社に対するサイバー攻撃

書いているときは、色々と言いたいことがあったのですが、いまは全然別の仕事をしているので、何も言いたいことがありません。

言いたいことといえば、大手町の地下を歩いていると、ほぼ必ず「さっき階段を下ったばかりなのに、なぜか今は階段を上っている」という事態に陥るのですが、それは私だけでしょうか。

ということで、今日はここまでです。

では、では。

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。社外監査役(東証プライム&スタンダード上場企業)。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

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