（写真は株式会社中央経済社様の許諾を得て掲載しています）

海外取引の経理実務ケース50

8月末頃に『これだけは押さえておこう 海外取引の経理実務ケース50』の第3版が出ます。

第2版からはもう3年くらい経っています。

第2版の改訂作業のことは全く覚えておらず、第3版の改訂作業のことも記憶から消えつつあります。

第2版からの改訂ポイント（インボイス制度対応）

今回の改訂で一番大きな変更は、インボイス制度への対応のところです。

「消費税のインボイス制度に対応する」というケースを追加して、消費税が関係する他のケースについても、インボイス制度導入による影響を反映しました。

一言でいうと、めんどくさかったです。

その他の改訂ポイント

その他の改訂ポイントとして、「海外子会社から利息を受け取る」というケースについて、金融取引に係る移転価格事務運営要領の改正を反映しています。

これも知っておいたほうがいい内容だと思います。

あとは、「海外取引について法人税の税務調査を受ける」というケースについて、税務当局の組織変更を反映したり、調査実績等の情報をアップデートしたり、会計基準の改正（金融商品、外貨建取引等、法人税、住民税及び事業税等など）を反映したり、そんな感じです。

他にもいろいろありますが、もうよく覚えていません。

分かりやすくなった（はず）

そうそう、この本には、「ここに注意！」というコラム的なものがあるのですが、そこに以下のような内容を追加しています。

• 海外出向者の一時帰国の問題
• 海外子会社に対する債務保証の問題
• 居住者証明書の取得の問題

このあたりも知っておくとよさそうな情報です。

あとは、セミナー等で質問が多い外国税額控除制度のお話は、記載内容を拡充しました。そんなこんなで、ちょっとページ数は増えてしまいましたが、全体として、だいぶ読みやすくなっているはずです（たぶん）。

ということで、今日はここまでです。

では、では。