会計英語② 「仕訳を切る」を英語で
引き続き、「話すときに使いやすい会計英語シリーズ」です。
Table of Contents
1. 「仕訳」を英語で
早速ですが、「仕訳」って英語で何というのでしょうか?
答えは、journal entryです。
あんまり帳簿体系とか詳しくないですが、journalというのは「仕訳帳」で、そこへの「記入」という意味でentryですね。
文脈から明らかであれば、entryだけでも大丈夫です。
こういう名詞だけであれば、調べればすぐにわかるので、何も問題はないと思います。
2. 「仕訳を切る」を英語で
じゃあ、次に、動詞の形にして、「仕訳を切る」は英語で何というのでしょうか?
と書いていて、ふと気になったのですが、仕訳って「切る」でいいんですよね? 方言だったらすみません。
私はmakeを使って、以下のように表現しています。
(仕訳を切る)
以下のように受動態で使うことも多いですね。
(仕訳が切られる)
どうでもいいことかもしれませんが、あんまりYouとか言いたくないですし、WeとかTheyに主語を統一して話すのも気を遣うので、私はよく受動態を使います。
recordという表現も可
話すときには、たぶんmakeを使うのが一番自然だと思うのですが、もう1つ、recordという動詞も使えます。以下のような感じです。
(仕訳を切る[記帳する])
recordは、会計の分野だと結構万能な動詞だと思います。
会計英語④ 「計上する」を英語で
postという表現の意味合い
これでこの話題は解決なのですが、海外子会社の担当者の人と話していると、to post a journal entryというように、postという表現も耳にします。
このpostは、元帳などに「~を転記する」という意味です。
なので、省略せずに書くと、以下のような感じだと思います。
(仕訳を元帳に転記する)
いまや手で仕訳を転記することなんかないでしょうけど、いまだにpostという表現は使われてるってことですね。
今日はここまでです。
では、では。
「仕訳」
➡ journal entry
「仕訳を切る」
➡ to make a journal entry
「(1) 単語を覚える → (2) 単語の組み合わせを覚える → (3) 英語を書く →(4) 英語で話す」の4段階に分けて、英語の勉強法(やオススメの書籍など)について書いています。
公認会計士が会計の英語を勉強したときの経過(4段階)
上記の段階に沿って、実際に私がどうやって英語の勉強をしてきたかを書いています。また、この記事の番外編では、「家出のドリッピー」的教材についても考察(?)しています。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。
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