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会計英語⑱ 「修正仕訳」(訂正仕訳)を英語で

引き続き、「話すときに使いやすい会計英語シリーズ」です。

前回は、「過大計上する」がto overstateで、「過少計上する」がto understateであることを確認しました。

今日は、そういう過大計上や過少計上が起こった後の話です。

 

1. 「修正仕訳」を英語で

「やってしまった」後に必要になるのが「修正仕訳」ですが、これは英語でどう表現すればいいでしょうか?

答えは…

私はcorrecting entry という表現を使います。

correctは「~を修正する」という意味の動詞なので、「修正するための仕訳」という意味合いですね。

訂正仕訳」と呼ぶこともあるかもしれません。

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2. 「修正仕訳を行う(切る/入れる)」を英語で

じゃあ、次に「修正仕訳を行う(切る/入れる)」というように、動詞とセットにするときにはどういう動詞を使うでしょうか?

だいぶ前に 会計英語② 「仕訳を切る」を英語で で見たとおり、仕訳(journal entry)は、よくmakeとセットで使います。

なので、以下のような表現になります。

to make a correcting entry
(修正仕訳を行う)

そうすると、修正仕訳自体は、an entry made to correct an error(エラーを修正するための仕訳)のように説明できると思います。

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3. adjusting entryはどうなのか

この「修正仕訳」について、adjusting entryadjusting journal entryという言い方をする人もいます。

特に監査とかやっている人ですね。

それでも「修正仕訳」という意味になるので、それでいいはずです。

でも、私はあまり使いません。なぜなら紛らわしいからです。何と紛らわしいかというと、「決算整理仕訳」です(この点は、次回説明します)。

ということで、「修正仕訳」や「訂正仕訳」というニュアンスを明確にしたければ、correcting entryのほうがいいと思います。

今日はここまでです。

では、では。

【今回の表現】
「修正仕訳」
➡ correcting entry(またはadjusting entry)
「修正仕訳を行う」
➡ to make a correcting entry

 

 

■会計英語の記事一覧はこちら

 

■会計英語の勉強法に関する記事はこちら
会計・税務の英語の勉強法-4段階で必要なスキルを考える

「(1) 単語を覚える → (2) 単語の組み合わせを覚える → (3) 英語を書く →(4) 英語で話す」の4段階に分けて、英語の勉強法(やオススメの書籍など)について書いています。

公認会計士が会計の英語を勉強したときの経過(4段階)

上記の段階に沿って、実際に私がどうやって英語の勉強をしてきたかを書いています。また、この記事の番外編では、「家出のドリッピー」的教材についても考察(?)しています。

 

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

 

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