引き続き、「話すときに使いやすい会計英語シリーズ」です。

　

1. 「控除する」を英語で

以前、「控除（△）」のところで、lessという表現は見ましたが、もっと普通に「控除する」は英語で何というでしょうか？

答えは…

to deductです。

これは、会計というよりも税務でよく使う表現だと思います。

　

「どこから」控除するかはfromで

「どこから控除するか」を示す場合は、日本語どおりのfromを付けるといいと思います。以下のような感じですね。

to deduct A from B
（BからAを引く）

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2. 「控除」を英語で

では、名詞形にして、「控除」は英語で何というでしょうか？

以前にも書いた気がしますが、deductionです。

3. 少しだけ税務の話：「控除可能な」を英語で

ついでに、形容詞にして、「控除可能な」は、どうでしょうか？

これはdeductibleです。

ただ、ちょっと余談になりますが、税務のほうでは、deductibleを「損金算入可能な」という意味合いで使うことも多いです。tax-deductibleの略と考えてもいいかもしれません。

なので、会計上の費用のうち、税務上も損金算入されるものなら、以下のような感じです。

deductible expense
（損金算入費用）

逆に、海外子会社への利益付替えのために謎の業務委託料を払って、それが寄附金（国外関連者に対する寄附金）として認定されるなど（例が具体的すぎる）、損金不算入の費用が発生したら、以下のように表現できます。

non-deductible expense
（損金不算入費用）

会計英語のシリーズなのですが、最後はちょっと税務英語になってしまいました。

今日はここまでです。

では、では。

【今回の表現】
「控除」
➡　deduction
「控除する」
➡　to deduct
「BからAを控除する」
➡　to deduct A from B

　

　

　

　

この記事を書いたのは…
佐和　周（公認会計士・税理士）
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院（Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。

　

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