セミナー報告:海外子会社・現地駐在員の税務実務(税務研究会)
先週火曜日は、税務研究会さん主催セミナーでお話ししました。
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「海外子会社・現地駐在員の税務実務」
テーマは「海外子会社・現地駐在員の税務実務」です。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
初のライブ配信で、最初はかなり緊張しましたが、何とか無事終わりました(自分基準で)。
当日お伝えした内容
当日お伝えした内容は、大きく以下の2つに視点に分かれます。
(2) 日本親会社が中心となって行う移転価格税制、タックス・ヘイブン対策税制への対応
(1)については、日本企業の海外子会社は、普通の現地法人なので、まずは現地で税務申告しなければならず、そこで種々の問題が起きるというお話です。法人所得税のみならず、付加価値税のような間接税についても。
また、それを日本側からどう効率的にモニターするかという点もお伝えしたつもりです。
(2)については、日本企業には移転価格税制やタックス・ヘイブン対策税制が適用され、そこには海外子会社が関係してくるというお話です。
こちらは逆に、海外側が日本の税制を押さえておくことの重要性をお伝えしました。
(1)と(2)をセットにして、要は、現地駐在員と日本側が共有すべき情報やチェック・ポイントをまとめたという感じですね。
多くのご質問を頂きました
当日は、Zoomのチャットでその都度ご質問を頂き、それを休憩時間に読んで、休憩明けにご回答するという形でした。
この形だと、あんまりご質問は来ないのかなと思っていたのですが、意外にいっぱいご質問を頂きました(笑)
このセミナーでは、いつも「この費用は海外子会社から回収する必要がありますか?」という移転価格税制というか寄附金関係のご質問が多いのですが、今回はそれ以外にも、タックス・ヘイブン対策税制や外国税額控除など、幅広い分野のご質問があり、楽しかったです。
休憩時間もずっと質問内容をチェックする形になるので、それはちょっとしんどかったですが。。。
ありがとうございました!
初のライブ配信でしたが、何とか無事終えることができて一安心です。
途中、ピンマイクを付け忘れたりしたのですが、地声が大きいので、個人的にはセーフ判定しています(ごめんなさい)。
ご参加くださった皆さま、お顔は拝見できませんでしたが、改めてありがとうございました!
また、これは極めて個人的なお話ですが、大昔に初めて税務研究会さんでセミナーをやらせて頂いたときと同じメンバーが揃っていたので、それも感慨深かったです。
事務局の皆さまも、本当にありがとうございました!
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。