会計英語⑳ 「逆仕訳」(反対仕訳)を英語で
引き続き、「話すときに使いやすい会計英語シリーズ」です。
最近は、「何とか仕訳」ということで、「修正仕訳」(correcting entry)や「決算整理仕訳」(adjusting entry)なんかを見てきましたが、もう1つ思いついたので、今日はそれを選びました。
「逆仕訳」です。
Table of Contents
1. 「逆仕訳」を英語で
この「逆仕訳」、英語で何というのでしょうか?
答えは…
reversing entry でいいと思います。
ちなみに、「反対仕訳」も「逆仕訳」と同じものなので、この英訳OKです。
(1) reversing entryのイメージ
reversing entryのイメージですが、例えば、前期末で未収計上したものがあって、個別に入金管理していくのがめんどくさいので、その未収計上を期首に「逆仕訳」で取り消しておく感じです。
そうすると、未収計上の有無にかかわらず、入金を収益計上しておけば、前期未収計上分は相殺されて勝手に消えるってことですね。
(2) reverseという動詞は使い勝手がいい
以前にも以下の記事でお伝えしましたが、会計の世界ではreverseを動詞で使うことが多いです。
会計英語⑩ 「戻入する」を英語で
会計英語⑪ 「取り崩す」を英語で
動詞としてのreverseの意味合いは、「~を逆転させる」という感じです。なので、そのための仕訳ということで、reversing entryです。
2. 「逆仕訳を切る」を英語で
じゃあ、逆仕訳を切るというのはどう表現するでしょうか?
いつものことですが、仕訳はmakeとセットなので、以下のような感じです。
(逆仕訳を行う)
例文だと、こんな感じでしょうか(受動態ですけど)。
(期首に逆仕訳が切られる)
今日はここまでです。
では、では。
「逆仕訳」
➡ reversing entry
「逆仕訳を行う」
➡ to make a reversing entry
「(1) 単語を覚える → (2) 単語の組み合わせを覚える → (3) 英語を書く →(4) 英語で話す」の4段階に分けて、英語の勉強法(やオススメの書籍など)について書いています。
公認会計士が会計の英語を勉強したときの経過(4段階)
上記の段階に沿って、実際に私がどうやって英語の勉強をしてきたかを書いています。また、この記事の番外編では、「家出のドリッピー」的教材についても考察(?)しています。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。
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