オススメの書籍紹介:「経理の仕組み」で実現する 決算早期化の実務マニュアル(第3版)
色々と限界で久しぶりの投稿ですが、オススメの本のご紹介です。
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今回は『「経理の仕組み」で実現する 決算早期化の実務マニュアル(第3版)』です
今回は、『「経理の仕組み」で実現する 決算早期化の実務マニュアル(第3版)』(武田 雄治さん 著)という本です。
「経理の仕組み」で実現する 決算早期化の実務マニュアル(第3版)
著者の武田先生(武田さん)に送って頂きました(ありがとうございました!)
すでにオススメ済み
ちなみに、私はこの本のヘビー・ユーザーなので、第2版について、かなり自由に感想文を書きました(こちら。ちなみに、第2版で11刷までいくのは凄いの一言です)。
なので、今日は、もう1つだけ追加で好きなところをご紹介します。
ボトルネックの特定
具体的には、「決算早期化を阻害するボトルネックの特定」という部分です。
第2版では前のほうに書いてあったと思うのですが(たぶん)、第3版では第5章の「決算早期化を実現させるための業務改善方法」に移動しています。そこから「さらなる決算早期化・効率化への対応→経理部門を進化させる方法」という流れになるので、確かにこのほうが読みやすいかもしれませんね。
ボトルネックの特定のところでは、第2版と同じような感じで、それぞれ異なるボトルネックを持つ企業4社(B社~E社)の決算スケジュールが、カレンダー形式で記載されています。
ほんとありがちなパターンで、決算が遅い会社は、たぶんどれかに近い特徴がありそうな気がします。
改めて、こういうふうにスケジュールを視覚化して、ベンチマークと比較することは重要だなあと思います。
練りに練られた発売日(?)
ちなみに、この本は決算前に読むのがベストだとすると、3月決算の企業向けには少し遅い発売日のようにも思えます。
しかし、よく考えると、この本のターゲットは「決算が早期化できていない企業」のはずです。そうすると、これから読んでも、まだ十分間に合うということなんでしょうね。素晴らしいマーケティング戦略だと思います。
いつも決算のときに「次回こそ業務改善するぞ」と言っているのに、いざ決算が終わると、そのことを忘れてしまう企業の方々にオススメです(誰か特定の人をイメージしているわけではありません、念のため)。
今日はここまでです。
では、では。
「経理の仕組み」で実現する 決算早期化の実務マニュアル(第3版)
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。