オススメの書籍紹介:『Principles of Corporate Finance』
このブログでは、不定期でオススメの本をご紹介しています。
いま自分で本を書いているので、その本に参考文献として書く予定の本を挙げていきたいと思います。
目次
今回は『Principles of Corporate Finance』です
私がいま書いているのは、コーポレート・ファイナンス関係の本です。
なので、それ関連ということになりますが、まずは『Principles of Corporate Finance』(Richard Brealey, Stewart Myers, Franklin Allen著)という本です。
定番の教科書
MBAでは定番の教科書だと思います(たぶん)。
私もMBAをやっているときに、これが教科書だったので、そのときにじっくり読みました。
それまでも大学や仕事の関係で、色々とファイナンスの本を読んできましたが、これが一番面白かったです。
めちゃくちゃ簡単ではないですが、例示がうまいので、とにかくわかりやすいです。
1冊だけ読むとしたら、間違いなくこの本です。
絶対英語版で読むべき
ちなみに、私が国内の某MBAでコーポレート・ファイナンスの講義を担当していたときに、この本の日本語版を教科書にしていました(たぶん以下が最新の翻訳版の上巻です)。
これでも十分に勉強になると思うのですが、「なんかちょっと違うんだよなあ」と思うところがあります。
あと、英語版のほうには、クスっとする小ネタがいっぱい入っており、それが楽しいのですが、日本語にしてしまうとイマイチな感じがします(翻訳者の方のせいではないです)。
どちらにしても、ファイナンスの用語はカタカナ語が多いので、英語の勉強もかねて英語版で読むのもいいんじゃないかと思います。
まとまった時間がないと読み切れないので、冬休みなどに一気に読むのがオススメです。
今日はここまでです。
では、では。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。