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セグメント情報の開示項目①:報告セグメントの概要

引き続きセグメント情報のことを書きます。

今回は、セグメント情報の開示項目のうち、報告セグメントの概要について。

 

1. セグメント情報の開示項目

セグメント情報として、開示が求められるのは以下の事項です。

(1) 報告セグメントの概要
(2) 報告セグメントの利益(または損失)、資産、負債及びその他の重要な項目の額
並びにその測定方法に関する事項
(3) 開示項目の合計額とこれに対応する財務諸表計上額との間の差異調整に関する事項

(2)がメインの部分ですが、順番に見ていくということで、今日は(1)について。

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2. 報告セグメントの概要

上記(1)の報告セグメントの概要として、開示が求められるのは以下の事項です。

①報告セグメントの決定方法
②各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

①については、事業セグメントを識別するために用いた方法(例えば、製品・サービス別、地域別、規制環境別、またはこれらの組合せ等、企業の事業セグメントの基礎となる要素)及び複数の事業セグメントを集約した場合にはその旨などを記載します。

マネジメント・アプローチでは、報告セグメントを決定する方法は企業によって異なるので、この開示は重要だと思います。

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3. 個人的な好み

報告セグメントの決定方法には色々ありますが、海外展開している企業グループの場合、個人的には地域別のもの(報告セグメントが地域別になっているもの)が好みです。

それぞれの地域である程度独立した経営が行われているようなケースですね。

地域別の情報があれば、メインの地域、利益率の高い(低い)地域、成長性の高い(低い)地域なんかが把握でき、また、各地域への資産の配分も見えやすいので、私みたいに海外関係の仕事をしている人には、本当にありがたい情報だと思います。

今日はここまでです。

では、では。

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

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