オススメの書籍紹介:『改訂版 Q&Aでよくわかる 消費税 インボイス対応 要点ナビ』
このブログでは、不定期でオススメの本をご紹介しています。
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今回は強制された
これまでは、自分の好きなタイミングで、好きな本を選んで、紹介記事を書いていました。
が、最近は「消費税のインボイス制度について、オススメの本を紹介してください」と言われることが多くなりました。
このブログにも色々書いてきましたし(記事一覧はこちら)、それだけお仕事で消費税のインボイス制度に関するやり取りをすることも増えたんだと思います。
なので、今回は、消費税のインボイス制度に関する本をオススメします、じゃなかった、させられます。
『改訂版 Q&Aでよくわかる 消費税 インボイス対応 要点ナビ』です
ということで、オススメするのは、『改訂版 Q&Aでよくわかる 消費税 インボイス対応 要点ナビ』です。
(2022年7月追記:3訂版が出たので、リンク貼り替えました)
熊王先生(クマオー先生)著です。
一言でいうと、さっぱりしてて読みやすいです(以下に書いたとおり、私が読んだのは初版です)。
さすが安定のクオリティ。
本当は国税庁のQ&Aで足りる
個人的には、消費税のインボイス制度を理解しようと思ったら、国税庁のQ&A(以下のリンク)を読むのが一番だと思います。
消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A
制度が開始していない今、細かな論点への答えはQ&Aがすべてだからです。
あとは、税務通信さんの取材記事くらいでしょうか。
しかも、Q&Aは結構親切に書いてあるので、Q&Aを読めばいいということです。
ただ、国税庁のQ&Aの唯一のネックは、全体像が見えてないと、どの部分に対応するQなのかがわかりづらいということです(たぶん構成があんまりよくない)。
そこでクマオー先生の本
なので、「国税庁のQ&Aを読む準備」という位置付けで、あんまり高くない本を探しました。
どうせまた国税庁のQ&Aも改訂されるだろうし、細かく書いてある分厚い本を買っても仕方ないし。
私が見た限りだと、『Q&Aでよくわかる 消費税 インボイス対応 要点ナビ』という本が、いちばんすっきりしていて、お手軽に読める感じだったので、これがいいなと思いました。
でも、それは、出版が令和3年7月だったんですよね。
ということは、Q&Aの令和3年7月改訂は織り込めてないよなー、と思いながら帰ってきました。
改訂版があった!→三訂版!(2022年7月追記)
そこで、Amazonを見ると、改訂版が出てました(出る予定です)。
10月19日出版予定で、「国税庁改訂Q&A等、最新情報を盛り込みリニューアル!」って書いてある。
何てタイミング。
これは、売れるんでしょうねー。
【2022年7月追記】
2022年7月10日に三訂版も出ています。
初版の感じから判断して、間違いなく読みやすいということで、オススメです(読みました→紹介記事はこちら)。
もう二度とこんなことしない
今回、自分は読まないのに、わざわざ本屋さんに消費税の本を探しに行きました。まあ、クライアントのリクエストなので、仕事の一環といえば一環ですが。ただ、ぼんやりと「何やってんのかな」とは思いました。
宣言しておきますが、こういうことをするのは、これが最後です。電子帳簿保存法の本は探しませんので(誰に言っているのか)。
あー、疲れた。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。