会計英語㉝ 「記帳する」を英語で
引き続き、「話すときに使いやすい会計英語シリーズ」です。
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頂いたご質問への回答
今日と明日は、企業の方から頂いたご質問へのご回答です。
当然のことですが、ご本人にこの記事でご回答しているわけではなく、単に雑談してるときにお答えした内容をまとめただけです。ウェブ会議の合間に「これってどう訳しますか?」と聞かれて、「それはブログで回答します」と答えたら、常識的に考えて、その時点で顧問契約は終了だと思います。
1. 「記帳する」を英語で
1つ目のご質問は、「記帳する」という表現についてです。
これって英語で何というのでしょうか?
答えは…
to recordでいいんじゃないでしょうか。
(Aを記帳する)
例えば、以下のような感じです。
(仕訳を記帳する)
(取引を記帳する)
2. 「計上する」と同じでは?
ちなみに、以下の記事でもto recordという表現を使いました。
私は「記帳する」の意味も、「計上する」の意味も、そんなに正確には把握できていないのですが、基本的に同じことですよね。
微妙な会計用語は、日本語だと人によって表現が違うので、こういうのは逆に英語のほうが簡単かもしれません。
3. bookも「記帳する」という意味になるか?
ご質問をくださった方は、「to bookはどうですか?」とおっしゃっていましたが、それでもいいと思います。
というか、海外子会社の担当者相手なので、仮にちょっと変でも、ちゃんとコミュニケーションは取れます。なので、好きなように表現してください(誰に向けて言っているのか)。
ひょっとしたら、その国では、あんまりto bookとか言わなくて、陰で「Mr. Book」とか呼ばれてるかもしれないですけど(笑)
今日はここまでです。
では、では。
「Aを記帳する」
➡ to record A
「仕訳を記帳する」
➡ to record a journal entry
「取引を記帳する」
➡ to record a transaction
「(1) 単語を覚える → (2) 単語の組み合わせを覚える → (3) 英語を書く →(4) 英語で話す」の4段階に分けて、英語の勉強法(やオススメの書籍など)について書いています。
公認会計士が会計の英語を勉強したときの経過(4段階)
上記の段階に沿って、実際に私がどうやって英語の勉強をしてきたかを書いています。また、この記事の番外編では、「家出のドリッピー」的教材についても考察(?)しています。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。
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