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「よくあるケース50」シリーズ3冊→150ケースは押さえきれない問題

雑談です。

新著の関係で少しだけ。

新著です

今月、『これだけは押さえておこう 海外子会社管理の会計・税務・財務ケース50』という本が出たのですが、相変わらずAmazonの在庫は切れたままです。ごめんなさい。

 

せっかく書いたのになあ。こういうのはテンション下がります。ただでさえ安くない本なのに、定価より高い出品を見るのも気分悪いし。

姉妹書が2冊あります

それはそれとして、本書には2冊の姉妹書があります。

『これだけは押さえておこう 国際税務のよくあるケース50』と『これだけは押さえておこう 海外取引の経理実務ケース50』です(現状は、前者が第3版、後者が第2版です)。

 

多少の重複はあるものの、「ケース50」が3冊で、ケースは合計150あることになります。

これはもはや、「これだけは押さえておこう」と言える域を超えているのでは?

まあ、いいか。

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シリーズ3冊の違いは?

ということで、今日はこの3冊の違いについてちょっとだけ書きます。

端的には、「会計をカバーしているかどうか」と「海外子会社がある場合の論点が中心かどうか」という違いです。

以下、それぞれの本について少しだけ。

国際税務のよくあるケース50

まず、『これだけは押さえておこう 国際税務のよくあるケース50』が取り扱っているのは、文字どおり(国際)税務だけです。

そして、この本は、主に海外子会社がある場合に出てくる論点を取り扱っています。

移転価格税制とか、国外関連者に対する寄附金とか、タックス・ヘイブン対策税制とか。

余談ですが、この本は大企業の方によく読まれているようです。

 

海外取引の経理実務ケース50

次に『これだけは押さえておこう 海外取引の経理実務ケース50』は、会計・税務の両方をカバーしています。

また、この本は、海外子会社がなくても、海外との取引(例えば、輸出入取引や入出金)があれば、対応が必要になるであろう論点を取り扱っています。

余談ですが、この本は税理士さんによく読まれているようです。

 

海外子会社管理の会計・税務・財務ケース50

最後に『これだけは押さえておこう 海外子会社管理の会計・税務・財務ケース50』ですが、この本も、会計・税務の両方をカバーしています(ついでに財務も)。

また、文字どおり、海外子会社がある場合に出てくる論点を取り扱っています。

この本について分かっていることは、Amazonに在庫がないということくらいです。

 

相関図

これら3冊の関係をまとめると、下図のとおりです。

 

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共通するポイント

これら3冊に共通するのは、「求められる知識の全体像を伝えること」を主眼にしている点です。

最初から会計基準や税法にどんどん入っていて、知識を積み上げられるすごい(変な)方々は別として、普通はまず「こんな感じ」という全体像のイメージをつかむことが出発点になります。

これら3冊は、読者の皆さんがそういう「スタートラインに立つこと」の手助けを目的に書いたものです。

なので、これらの後には、ぜひ別の本を読んで頂ければと思います。『これだけは押さえておこう 海外子会社管理の会計・税務・財務ケース50』についていえば、もうちょっとカッコいいタイトルで、カタカナが多く登場する難しい本がいっぱいあるはずなので。

また、国別の情報は、それぞれの国のことだけを扱った本を読んで頂いたほうがいいです。

そんな感じで、今日はここまでです。

では、では。

 

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

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