銀行の送金手数料は仕入税額控除の対象になるか(消費税)
「消費税の基礎知識」シリーズということで、いまは「仕入税額控除」をテーマに書いています。
今回は、銀行の送金手数料です。
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0. この記事のポイント
国内への送金手数料は、基本的に仕入税額控除の対象になります。一方、海外への送金手数料は、仕入税額控除の対象になりません。外国為替業務に係る役務の提供は非課税とされているためです。
1. 国内への送金手数料は仕入税額控除の対象
まず、国内への送金手数料は、仕入税額控除の対象になるでしょうか?
答えは…
基本的に仕入税額控除の対象になります。
課税仕入れに該当するので。
2. 海外への送金手数料は仕入税額控除の対象外
じゃあ、海外への送金手数料はどうでしょうか?
答えは…
仕入税額控除の対象にはなりません。
外国為替業務に係る役務の提供は非課税とされており、課税仕入れに該当しないためです。
今日はここまでです。
では、では。
この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。