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最近読んだ本:『監査法人ほどおもしろい仕事はない』&『監査法人との付き合い方がわかる本』

日本シリーズの準備(?)などもあり、ちょっとブログの更新が滞っていました。

ということで、今日は最近読んだ2冊の本について。

 

『監査法人ほどおもしろい仕事はない』 

1冊目は、『監査法人ほどおもしろい仕事はない』という本です。

著者は、監査法人のパートナーの方です。

 

この本、最初、『監査法人おもしろい仕事はない』というタイトルかと誤解して、「すごいこと言うなあ」と思って手に取りました。

実際の内容はそれとは真逆で、サブタイトル(?)の「この瞬間こそが、いま、楽しい!」からも分かるように、すごく前向きな本です。

内容は軽めで読みやすいので、私は30分くらいで読み終わりました。

ただ、『監査法人ほどおもしろい仕事はない』というタイトルについて深い思考に入ってしまい、「そもそも監査法人は「法人」であって「仕事」ではないから、比較すべき仕事もないのかなあ」とか思っているうちに20分経過していました。

その後、「ああ、Nothing is more … than …という構文か」と気付いたのですが、その後、「おもしろいというのは、funnyという意味ではないか」等々を考えているうちに、さらに5分が経過していました。

そういう思考から脱却し、残り時間で熟読したわけですが、監査法人に興味のある受験生の方々には有益な情報が含まれているんじゃないかと思います。また、私のように監査法人から出た方々も、微笑ましく過去を振り返れるかもしれません。

ただ、まだ監査法人に勤めておられる方々にはちょっと刺激が強すぎるかも…

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『監査法人との付き合い方がわかる本』

もう1冊は、『監査法人との付き合い方がわかる本』です。

 

著者は大手監査法人のパートナーから(かの有名な)レオパレスに転職された方なので、監査法人側・企業側の両方の内情をご存知なのだと思います。

いまの監査法人の内部がこういう感じなのかについて確証はないですが、監査法人対応に慣れておられない企業の方々にはいい参考書になると思います。

「ストーリー&ケーススタディ」というサブタイトル(?)のとおり、途中までは会話形式で、表現も平易にしてあるので、すごく読みやすいです。

一方で、「会計上の見積り」なんかは、妙に生々しい部分があって、何となく著者のバックグラウンドが窺い知れたりします。

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こういう本が読みたい

ちなみに、私が読みたい監査法人関係の本の設定は以下のとおりです。

著者:
大学からそのまま大手監査法人に入って、順調に昇進し、そろそろパートナーになりそうなシニアマネジャー

内容:
このままいくと普通にパートナーになるけど、そうすると、あと20年以上も同じ仕事をすることになるし、担当クライアントに頼りないマネジャーを入れられたら胃が痛くなりそうだし、外の世界も知っといたほうが良さそうだし…ということで、すごく悩んではいるものの、当然法人内ではそれを打ち明けられず、葛藤の日々を過ごしている

こういうの、読みたいと思ってる人は多そう。

ぜひ出版してください! すぐ買います!

 

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

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