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第214回 為替とか経済とか、勝手に安定するのは面白いね

第214回は、為替がある程度は自動的に調整されたり、それによって実体経済も調整されたり、そういう超単純化された状況の話をします。為替に関する基本的な考え方を伝えるイメージです。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん(本物はこちら)。

こども君:小学6年生。体育と休み時間を過ごすために小学校に通い、阪神タイガースをこよなく愛する普通の男の子。好奇心が強く、数字を扱うのは得意。ただ、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。スポーツ大好き、RPG大好き、三国志やキングダムも大好き。

前回は、「日本の会社の輸出が増えると、ドルを売って円を買う動きが活発になって、その部分だけを見れば円高になる方向に動く」みたいな話をしたよね。前提としては、そういう貿易取引だけに焦点を当てて、他の金融取引みたいなものは無視してるけど。

 

うん。それはわかるよ。その続きだったよね。

そう、そう。じゃあ、日本の会社の輸出が増えるのって、為替の関係でいくと、どういうとき? 円安のときか円高のときならどっちかな?

 

え? みんな円が欲しいから円高になるって話じゃないの?

その1つ前の段階。そもそもの話だけど、日本の会社の輸出が増えるということは、海外の会社の輸入が増えるってことだから、海外の会社が日本の商品を買いやすくなってる状態というのはいいかな?

 

ああ、そういう話か。じゃあ、海外の人が日本に旅行に来やすいときと同じだよね。ということは、円安のとき。

そうだね。円安になれば、海外の会社にとって、日本の物はすべて相対的に安くなる。だから、日本の会社は輸出しやすくなる。例えば、日本の会社が130円で商品を売っていたとする。

 

ああ、1ドルが130円なら、1ドルで輸出するってことだよね?

ドル建ての取引ならそうなるね。いま円安になったら…

 

アメリカの会社は、同じ商品が0.9ドルとかで買えるようになるってことか。ああ、そうやって、アメリカの会社の立場で考えるとわかりやすいね。

そうだね。相手の立場に立って物を考えることは重要だね。

 

わはは。

笑いごとなのか。繰り返しになるけど、日本の会社が130円の商品を売っている場合、1ドルが130円なら、1ドルで輸出する。でも、1ドルが140円になって、仮に130円という円建ての価格を固定しているとしたら、約0.93ドルで輸出できるよね?

 

うん、うん。もうわかった!

だから、円安になったら、日本の会社からの輸出が増えやすい。海外の会社がいっぱい買ってくれるからね。自動車でも何でもいいけど。そうすると…

 

あれ? でも、円安になって、輸出が増えたら、今度はみんなが円を欲しがるから、円高になるんだよね? じゃあ、結局どうなるの?

いい視点だね。単純化して言うけど、円安になると日本の会社からの輸出が増える。じゃあ、今度は円を買ってドルを売る動きが活発になるから、円高の方向に動く。そうすると、輸出しにくくなる。

 

ああ、どんどん円安が進むだけじゃなくて、そうやって調整されるのか。安定するというか。

うん。今はかなり狭い範囲のことしか考えてないけど、その部分に限って言うなら、そのイメージでいいよ。輸入のときも同じだよね?

 

全く逆になるはずだよね。

説明してみて。

 

輸入している日本の会社は円高になってほしい。海外の商品が安くなるから。

そうだね。1ドルの物を輸入するなら、1ドルが140円のときより130円のときのほうが安く仕入れられるからね。

 

安く仕入れて、日本では円建てで売るんだよね?

そう、そう。だから、円高になると、どんどん輸入が増えていくそうすると…

 

ああ、そうか。みんなドルが欲しくなるから、ドルを買う。そうすると、今度はドル高というか円安になっていく。だから、また安定する。

そうだね。実際には、金融取引とか別のタイプの取引があるから全然違うけど、貿易取引だけを見れば、ある程度、自動的に調整される。円安になったら輸出が増えるけど、そうすると円高方向に動きやすい。逆に円高になったら輸入が増えるけど、そうすると円安方向に動きやすい。

 

面白いね。

これは超基本的な考え方だけど、実際の動きを見るときには、「想定される動きとどう違うか」という視点を持っておくといいね。あと、もう少しだけ別の話をするけど、景気が悪くなると、だいたいその国の通貨は安くなる。単純に魅力がなくて、その国に投資する人が減る感じ。

 

日本みたいなものか。

そうだね。そういう景気はだいたい経済指標で見てる。例えば、アメリカの雇用統計なんかは結構為替レートに影響するね。

 

それでドルが動くのか。そういえば、ニュースで言ってる気もするなあ。

実際には、日本とアメリカの金利差が直接的に影響してくるから、そんな簡単な話ではないんだけどね。でも、まあ日本みたいな状況だと円安になる。でも、円安になると、海外の会社とか人から見て、日本には魅力が無いとしても、それ以上に割安になるよね。「あれ、日本の不動産、安いじゃん」みたいな。

 

ああ、そうなるね。あと、輸出なんかも増えるよね?

うん。そういうのは、経済にプラスの効果を与えるだろうね。経済が悪くなって、円が安くなったら、日本の会社は輸出しやすくなるから、そこで利益が増える。だから、経済にはプラスになる面はある。もちろん、輸入のことも考えないといけないけどね。

 

でもさー、なんか勝手に調整されるのとか、安定するのとか、面白いよね。これって何の勉強?

テーマでいうと、経済学かなあ。大学で習うよ。ひょっとしたら、それまでに習うかもしれないけど。何度も言うけど、実際の為替レートの動きはそんなに簡単じゃないし、それが実体経済に与える影響も良くわからない。でも、…

 

今日教えてもらったことを知ってたら、基本的な考え方はわかる。

そうだね。だから、そういう簡単な理論と実際起こっていることを比べると、色んなことが理解しやすいかもね。興味があったら、大学で勉強すればいいよ。

 

うん、他にやることがなかったら、そうする。

(笑)

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