1. HOME
  2. ブログ
  3. こども経済
  4. 第213回 輸出が増えればドルが売られて円が買われる(かもしれない)

BLOG

こどもCFOブログ

こども経済

第213回 輸出が増えればドルが売られて円が買われる(かもしれない)

第213回は、前回の続きで通貨に関する需給関係についてですが、前回とは逆に、円に対する需要を考えます。伝えたいのは、「経常黒字は円高を招く」という傾向の話ですが、例によって話が脱線し、なかなか前に進みません。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん(本物はこちら)。

こども君:小学6年生。体育と休み時間を過ごすために小学校に通い、阪神タイガースをこよなく愛する普通の男の子。好奇心が強く、数字を扱うのは得意。ただ、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。スポーツ大好き、RPG大好き、三国志やキングダムも大好き。

前回は、日本の人とか会社が、どういうときにドルを買いたいかを話したよね。

 

うん。海外旅行に行くときとか、海外に投資するとき。

じゃあ、今回は逆に、日本の人がドルを売りたいときの話にしよう。それって、どういうとき?

 

え?

アメリカの人が円を買いたいときの話じゃなくて、日本の人がドルを売りたいときってこと。

 

え、もう… あ、海外旅行から帰って来たとき!

うん、うん。旅行に行く前にはドルを買って、帰ってきたときには余ったドルを売ることはあるだろうね。

 

正解!

(笑) 前回、輸入の話をしたよね? アメリカから商品を輸入するケース。そういうときって…

 

ドルで商品を買うなら、ドルが必要だよね。

そのとおり。じゃあ、逆に輸出するときは? 人じゃなくて会社間の取引で考えようか。

 

アメリカの会社が円を買う

円で取引するならそうだね。じゃあ、ドルで取引するとすれば?

 

ああ、そういうことか。日本の会社はアメリカの会社からドルをもらうから、それを売って円に替えるのか。

正解。整理すると、こども君が最初に考えたように、両者が円で取引しているなら、アメリカの会社が円を買う。そのとき、当然ながらドルを売ってる。

 

アメリカの会社だからね。

そのとおり。もう1つのケースとして、両者がドルで取引しているなら、アメリカの会社は自国の通貨であるドルで支払うだけ。それをもらった日本の会社がドルを円に替える。つまり、ドルを売って円を買ってるってことだね。

 

じゃあ、どっちにしても、ドルが売られて、円が買われるってことか。アメリカの会社がそうするか、日本の会社がそうするか、の違いだけってことかあ。

そうだね。取引通貨が変わっても、買われる通貨と売られる通貨はそんなに変わらないだろうね。

 

でもさー、日本の会社は、あ、輸出してる会社ね、その会社はドルをもらったとき、円に替えるの?

全部じゃないだろうけど、少なくとも少しは替えるだろうね。国内の支払いはあるからね。製品を作るのにも、商品を買うのにも、国内なら円が必要だよね。

 

ああ、そういうことか。

でも、ドルをそのまま持っていれば、それをドルの支払いに使うことはできる。だから、全部円に替える必要もないよね。

 

ドルを円に替えるのにもお金がかかるんだよね?

そう、そう。手数料が必要だね。手数料としては明示されてなくて、外貨を売買するときの為替レートが不利になってるだけだったりもするけどね。話を戻すけど、円が欲しいとかドルが欲しいとかというのは、物の売り買いのときだけじゃなくて、株みたいな金融資産の取引もあるし、不動産取引もある。

 

そうだよね。

実際には、金融取引が為替レートに与えるインパクトも大きいと思うけど、今は輸出取引とか輸入取引とか、そういう物の売り買いを中心に考える

 

日本ってさー、実際にはどんなものを売ったり買ったりしてるの?

海外に物を売る、つまり、輸出するのは工業製品が多いだろうね。自動車とか電子部品とか。逆に海外から物を買う、つまり、輸入するのは資源が多いんじゃないかな。原油とかLNGとか。

 

LNGって?

天然ガスだね。液化天然ガス。燃料と考えていいよ。

 

あとはさー、食品も輸入が多いよね? ニュースでやってるし、スーパーにも外国産の食べ物がいっぱいある。お肉もそうだし、お魚もそう。

詳しいね。そのとおり。食品だけじゃなくて、衣類も輸入が多いよね。また話が逸れたけど(笑)

 

何の話をしてたんだっけ?

えーっと、日本の会社の輸出が増えると、ドルを売って円を買う動きが活発になるって話。

 

うん。アメリカの会社が円を買うか、日本の会社がドルを売るか。

そう、そう。じゃあ、そういう動きが増えてくると、為替レートはどうなる? 円安になる方向かな? それとも円高になる方向かな?

 

みんな円を買うんだよね? 円が欲しいんだから、円が高くなる。だから円高!

正解。その部分だけを切り取って見るとそうなるよね。通貨って、リンゴみたいなものだから、みんなが円を欲しがれば、円が上がる。だから、円高。人気のリンゴの値段が高くなるのと同じだね。

 

うん。それはもうわかってるけど、次の話は?

(笑) すみません。じゃあ、今回はいったんここで切って、続きは次回。

めざせ!こどもCFOブログの目次はこちら

関連記事

こどもCFOブログ|記事一覧

こどもCFOブログ|アーカイブ

佐和周のブログ

スポンサーリンク