1. HOME
  2. ブログ
  3. こども経済
  4. 第212回 アメリカへの投資には米ドルが必要

BLOG

こどもCFOブログ

こども経済

第212回 アメリカへの投資には米ドルが必要

第212回は、どういうときに米ドルなどの外貨が必要になるか、言い換えると、外貨に対する需要について考えます。実際には、実需だけで為替レートが決まるわけではないですが、通貨の需給関係のことを少し話してみたいと思います。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん(本物はこちら)。

こども君:小学6年生。体育と休み時間を過ごすために小学校に通い、阪神タイガースをこよなく愛する普通の男の子。好奇心が強く、数字を扱うのは得意。ただ、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。スポーツ大好き、RPG大好き、三国志やキングダムも大好き。

前回は、1ドルが130円のときと140円のときを比べて、140円のときのほうが円安だという話をした。

 

うん。ドル高だからね。

それと、円高になれば、日本人は海外旅行に行きやすくなって、逆に円安になれば、海外の人が日本に旅行に来やすくなる、という話もした。

 

それもよくわかった!

でも、これって旅行以外の話にも同じように当てはまる。例えば、海外に投資するときのことを考えてみて。

 

どんな投資?

何でもいいよ。じゃあ、不動産投資でもいいし、事業投資でもいい。

 

ふぅーん。

いずれにせよ、まとまったお金を海外に投資する状況を考える。円高のときのほうが

 

海外に投資しやすい。リンゴと同じ話でしょ。

そうだね。1ドルのリンゴでも、1億ドルの不動産でも同じ話だね。逆に円安になれば、日本は海外からの投資を呼び込みやすくなる。

 

うん、わかるよ。旅行と同じ話じゃん。円安なら、日本のものは全部安くなる。海外の人にとって。

そうだね。日本からの海外への投資を「アウトバウンド投資」と呼んで、逆に海外から日本への投資を「インバウンド投資」と呼んだりするけど、聞いたことある?

 

全然聞いたことない。

アウトバウンドのほうはあまり使わないかもしれないけど、インバウンドという表現は最近のニュースにもよく出てくるよ。

 

ふぅーん。

反応悪いな。じゃあ、円高になったら

 

アウトバウンド投資がしやすくなる。で、円安のときは逆。インバウンド投資。

そのイメージでいいよ。だいぶ分かってきたみたいだから、ちょっと話を変える。通貨に対する需要と供給の話。日本の人が海外旅行に行こうとすると、どの通貨を売って、どの通貨を買う?

 

えーっとねー、アメリカに行くなら、円を売って、ドルを買う。旅行に行きたい国の通貨を買うよね?

そうだね。じゃあ、みんなが「アメリカに行きたいな」って考えたとしたら、ドルの値段はどうなる? ドルがリンゴだとして。

 

ああ、値段が上がるのか。ドル高になる。

正解。こういうの、需要と供給の話だけど、供給が一定で需要が増えれば、一般的に値段が上がる。それはリンゴでもそうだし、ドルでも同じ。ドルの場合は、値段じゃなくて為替レートで表示するけど、特に違いはない。

 

へぇー。おもしろいね。よくわかる。

そうだね。旅行ぐらいだとそんなに影響はないけど、みんながアメリカの不動産に投資したいと思ったら…

 

みんなドルを買うから、ドル高になるのかあ。

その可能性はあるね。これは別にアメリカに行ったり、アメリカの不動産を買ったりしなくても、同じようなケースはある。

 

どういうこと?

日本の会社で、アメリカから商品を輸入している会社ってあるよね?

 

ああ、アメリカには行かずに、日本からアメリカの商品を買うってことか。

そのとおり。そういう会社もドルが必要だよね。

 

わかる。

あとは、日本の個人や会社がアメリカの会社(の株式)を買うときも同じかな。金融取というか。

 

うん。そのときにもドルは必要だよね。だから、みんながアメリカに旅行したり、アメリカから商品を輸入したり、アメリカの不動産や株を買おうとしたら、ドルは高くなるのか。

そう、そう。逆に言うと、相対的には円安になるってことだね。でも、これは別に日本とアメリカの2国間の関係だけじゃない

 

どういうこと?

例えば、ヨーロッパの人がアメリカに旅行に行きたいとか、アメリカの不動産を買いたいとか、アメリカの会社の株式を買いたいとか、そういうケースでもドルに対する需要は増すことになるよね。

 

じゃあ、日本人がドルを買わなくても、ドル高になることはあるってことか。

そのとおり。相対的に円が安くなるってことだね。ちょっと長くなってきたから、ここでいったん切ろうか。

 

はーい。

めざせ!こどもCFOブログの目次はこちら

関連記事

こどもCFOブログ|記事一覧

こどもCFOブログ|アーカイブ

佐和周のブログ

スポンサーリンク