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第64回 貸借対照表と損益計算書の関係について考えよう

第64回は、貸借対照表と損益計算書の関係を考える上で重要になる、利益剰余金のことを話します。「純資産」とか、「資本金」とか、「利益剰余金」とか、色々な用語があって混乱しますよね。

前回話してたのは、もともと「棚卸資産200と資本金200」のある会社が、事業年度中に、この棚卸資産200を300で売った。で、その代金はお金でもらった。そんな設定にしてたよね?

 
 

うん。貸借対照表の左側がお金の300になって、右側が資本金200のままだったから、貸借対照表がバランスしなくなってしまった。だから、どうするのかすごく気になる。負債はまだないでしょ?

うん。どこにも借りはないしね。とりあえず、前回の図を描いてみようか。

 
 
 

この100をどうやって作ればいいんだ… 何が入るんだ…

悩んでるねー(笑)

 
 

負債がないから、「資産-負債」を計算したら、バランスしないでしょ?

そう? 「資産-負債」、つまり純資産を計算してみて。

 
 

300-0=300だよね。バランスしないじゃん。

いや、バランスしてるよね。左側は資産が300、右側は負債がゼロと純資産が300。左右ともに300になるから、貸借対照表はバランスする。

 
 

純資産が300になるの? 資産が300はわかるんだけど。

資産が300で、負債がゼロなら、純資産は、その定義から絶対に300になるよね?

 
 

えーっと、この資本金はどうなるんだ?

資本金は株主の出資を受け入れた金額だから、株主から追加の出資を受けたり、それを払い戻したりしない限りは動かない。だから、資本金は200のままで正しい。

 
 

何で500にならないの?

それは面白い考えだね。何で500になると思うの?

 
 

少し前に、資本金が純資産っていう話をしたよね?

うん。資本金が純資産に「含まれる」という話だけどね。

 
 

どういうこと?

論理的に考えて。

 
 

あ! 純資産の300の中に、資本金の200が入ってるってことか。

正解。資産が300で、負債がゼロなら、純資産は300。これは確定。で、資本金が200で動かないことも確定。そうすると、論理的な帰結としては、「資本金以外の純資産が100ある」という以外にあり得ない。

 
 

ああーそういうことか。もうー。

 
 
 
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じゃあ、この100って何? このケースで、なぜ純資産が100増えた? この事業年度中に何が起こったか思い出してみて。

 
 

商品が売れた。

で、どうなった?

 
 

お金が300になった。

損益計算書は? こうなるよね。

 
 
 

あ、これは… 利益の分か! この前、「利益と純資産が同じもの」って、言ったか、思ったか、そういう記憶があるけど、利益も純資産に含まれるものなの?

そのとおり。利益が蓄積されるというか、利益が積み重なって、「利益剰余金(りえきじょうよきん)」というものになる。これも純資産の一要素。だから、貸借対照表はこんな感じになる。

 
 
 

うわあー、バランスした。

(笑) だから、いつもバランスしてるって。じゃあ、今回はここでいったん切ろう。

 
 

ちょっと聞きたいことがあるんだけど… また次回か。

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