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第63回 利益が出たら、貸借対照表がバランスしなくなるんじゃないの?

第63回は、引き続き、貸借対照表のバランスについて考えます。損益計算書で利益が出ると、貸借対照表がバランスしなくなるんじゃないか、そんな話をしてみたいと思います。

前回話したのは、貸借対照表の左側に資産があって、右側に負債と純資産があるって話。

 
 

うん、覚えてるよ。

純資産の中に資本金があったのは覚えてる?

 
 

それも覚えてる。

じゃあ、いきなりだけど、会社が利益を計上したら、貸借対照表はどうなるんだろう?

 
 

え、どうなる?

会社の利益を見るときって、ふつう貸借対照表じゃなくて、何を見る?

 
 

損益計算書。

そうだね。損益計算書には、収益と費用の差として、利益が書かれてるよね。

 
 

それはOKです。

でも、利益が出てる会社って、お金が増えそうじゃない? 儲かったってことだからね。もちろん、売掛金とか、お金以外の資産かもしれないけど。ここでは、お金が増えたことにするけど、このとき貸借対照表はどうなる?

 
 

左側のお金のところが増える。

正解。お金は資産だからね。じゃあ、利益が出たら、貸借対照表の左側の資産が増えるよね?

 
 

うん、うん。

でも、貸借対照表は左右でバランスしないといけない。じゃあ、右側はどうなる?

 
 

純資産でバランスさせるんでしょ?

そうだよ。これが答えかな?

 
 

いや、お金が入って、左側が増えて… 右側はどうやってバランスさせるんだ? でも、資産から負債を引いたら、純資産になるんだよね?

そのとおり。純資産というのは、ネットの資産だから、「純資産=資産-負債」だよ。

 
 

じゃあ、資産が増えて、負債が変わらなければ、純資産が増える。それしかない。

正解。

 
 

それでバランスするんだね。

うん。貸借対照表は、どんなときもバランスしないといけない。

 
 

資産も負債も動くけど、結局は純資産で調節されるんでしょ?

 
 
 
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その理解でいいよ。じゃあ、ちょっと数字を使ってみようか。事業年度が始まったとき、こういう貸借対照表だったとしよう。事業年度の最初を「期首(きしゅ)」って呼ぶ。「期末(きまつ)」の反対以前に、期末日とか決算日とか話したけどね。

 
 
 

うん。株主にお金を入れてもらったってことだよね?

そうだよ。で、この会社は、株主に入れてもらったお金をどうした? 貸借対照表の左側は…

 
 

棚卸資産に変えたのか。ああ、この商品を仕入れたってことか。

正解。で、この事業年度中に、この商品を300で売った。で、その代金はお金でもらった。つまり、売掛金にはなっていない。じゃあ、貸借対照表はどうなる?

 
 

まず、棚卸資産の200が消える。で、右側の資本金は動かない。

そうだね。

 
 

それで、左側は… 商品が売れたときに費用が計上されるでしょ?

うん。売上原価ってやつだね。それが200かな。あと、売上も300計上されるから、利益は100になる。

 
 

ああ、そうか。お金が300入ってきたから、300持ってるのか。

じゃあ、貸借対照表の左側はお金が300になるよね?

 
 

そういうことか。お金を200払って、お金が100だけ残るのかと思った。

期首の時点でもう棚卸資産を持ってるってことは、この事業年度でお金は払っていない

 
 

うん。もう先に200は払ってたってことだよね。

正解。で、この図みたいに、貸借対照表がバランスしなくなった。これをどうするかは、また次回ね。

 
 
 

わかった。でも気になるから早くやろう。

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