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第58回 未収収益は収益で、前受収益は収益じゃない

第58回は、前受収益について、さらに話を進めていきます。前受収益になる部分は、その事業年度の収益ではないのですが、そのあたりが難しいようです。未収収益になる部分は、その事業年度の収益になるので、どうも混乱するみたいですね。

前回は、前受収益の話をしてた。で、3月決算の会社が3月1日に1年分の賃貸料1,200円をもらった前提にした。この場合、3月末までの事業年度の収益は100円というのはわかったんだよね?

 
 

うん。1,200円はもう入金があって、そのうち100円が発生済みだったよね。

そうだね。その表現でいいと思う。で、前回「前受収益はいくらかな?」と聞いたとき、こども君は「100円」って言いそうだった。

 
 

当たってるよ。

でも、違うんだよね。

 
 

じゃあ、1,200円もらって、100円発生済みだから、先にもらったのは1,100円。だから、前受収益は1,100円だと思う。

そうだよね。100円と1,100円のほぼ二択だから、100円じゃなければ、1,100円だよね。でも、その考え方で正しいよ。

 
 

どの考え方?

今こども君が言った考え方。100円は発生済みってやつ。この100円は3月末までの収益で、かつ入金を受けてるってことだよね。だから、この100円については、「前受」でも何でもない。普通に収益があって、入金もある。利益とキャッシュ・フローはズレてないよね。

 
 

うん。お金の動きもいっしょだからね。

でも、1,100円部分は違うよね。これはどの期間に対応する賃貸料かな?

 
 
 

4月1日から来年の2月28日まで。

正解。だから、1,100円は、次の事業年度の収益だよね。

 
 

うん。

次の事業年度の収益なのに、入金だけはこの事業年度に受けた。だから、「前受」収益ってこと。

 
 

ちょっと考えさせて。この話はわかったよ。でも何か引っかかる。前受収益が1,100円計上されるのはこの事業年度?

うん。3月末時点で1,100円の前受だからね。

 
 

そうか。もうお金自体は動いてるから、この事業年度の収益になる?

 
 
 
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いや、1,100円は次の事業年度の収益だよ。さっき、ちょっと説明しようと思ったんだよね。未収収益は、「この事業年度の収益」のうち、まだ入金を受けていないもの。例えば、3月の1か月分の利息は、3月末までに発生していて、その事業年度の収益。だけど、入金はまだだから、未収収益だった。

 
 

それはわかる。

じゃあ、前受収益は、入金を受けたもののうち、この事業年度の収益「じゃない」もの前回の説明が悪かったかもね。未収収益は、その事業年度の収益だけど、前受収益は、その事業年度の収益じゃない。

 
 

わかった。

ここは分かりにくいよね。また今度まとめて伝えるよ。でも、前受収益って資産? 負債? どっち?

 
 

でも、借金じゃないよな… 後で返したりするわけじゃないし。

それはそうかもしれないね。賃借料を前払いするときは、その後も建物を使える権利みたいな話をしてたよね。それと同じように考えたらどうなる?

 
 

この後もその建物を貸す義務になるのか!

うん、だから、前受収益は負債だね。考え方は、だいたいそれでいいと思う。次の事業年度分の賃貸料ももらってるから、次の事業年度でも、2月末まではその不動産を貸し続けないといけない。

 
 

お金じゃないけど、建物が負債みたいになるのか。

ちょっと違うかな。例えば、4月になって、その不動産を借りてる人が、「やっぱり借りるのやめた」と言ったら、1,100円は返さないといけないよね。実際には条件によるけど。だから、3月末の時点では、1,100円部分は、預かってるだけみたいなものと考えてもいいよ。

 
 

そういうことか。前受収益のイメージがわかった。まだ収益じゃないから、返さないといけないこともあるってことだね。

うん、そのイメージでいいよ。ちょっと無理やり説明したところもあるから、このテーマはまた今度、ちゃんと説明するよ。今日はお疲れ様でした。

 
 

ありがとー。

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