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第55回 未収収益は単に「未収」というだけじゃないんだね

第55回は、未収収益について考え始めたのですが、こども君はどうも貸付金のことが引っ掛かるようです。普段はお金の貸し借りをしていないので、当然といえば当然なのですが。

今日は、…

 
 

ちょっとわからないことがあるんだ。

どうした?

 
 

前回、貸付金については話したじゃん。それで、貸付金は金利がなくても、元本を返してもらえるから、資産ってことだったよね。

そうだよ。

 
 

お金がプラスにならなくても、資産になるの?

ああ、そういうことか。「プラスになる」っていうのは、「収支で見てプラスになる」って意味かな? つまり、貸したお金より、利息を含めて返ってきたお金が多いことが、こども君のいう「プラスになる」ってことかな?

 
 

うん、そういうこと。

なるほど。じゃあ、貸付金の元本部分を1つの資産と考えて、金利はそれとは別に考えればいいと思う。無利息でも貸付金は資産になる。10,000円貸してるってことは、将来10,000円返してもらえる、つまり、入金があるってことだから。

 
 

ああ、そうか。そう考えるのか。

そういうこと。売掛金も、何かを売ったときに利益が出なくても、回収予定の金額が売掛金になるよね。

 
 

ほんとだ。それと一緒だね。でも、ちょっと未収収益のことがわかった。

 
 
 
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(笑) 切り替え早いな。またお父さんの「未収収益」っていうメモを発見したのか。

 
 

うん。発見したよ。

じゃあ、未収収益の説明してみて。

 
 

まだ回収していない収益だから、例えば、3月に商品を売ったけど、4月にお金が入ってくるとしたら、3月末の損益計算書…? あれ? ちょっとわからなくなった。

そうだね。売掛金も未収収益の1つと考えてもいいかもね。でも、売上とか売掛金でやると、ちょっとわかりにくくなるから、貸付金とその利息で考えようか。

 
 

はい!

じゃあ、貸付金は前回と同じ10,000円。金利は1.2%。

 
 

え? 1%が100円だから、120円ってこと?

うん。それが1年間の利息の金額だね。

 
 
 

もしかして関係なかった?

いや、それを聞こうとしてた。どんどん喋っていいよ。

 
 

ああ、よかった。

じゃあ、3月決算の会社で、3月1日に10,000円を貸し付けました。貸付けの期間は1年で、来年の2月末に利息も含めて一括返済してもらいます。金利はさっき言ったように年1.2%。3月末の未収収益は?

 
 

ちょっと待ってね。1年で全部返してもらうんでしょ? 元本も利息も。だから利息も、そのときに1年分まとめて返してもらうんでしょ?

うん。そうだね。来年の2月末に10,120円の入金がある感じかな。

 
 

じゃあ、未収収益は10,120円かな。3月末では、まだ返してもらってないし。

いい視点だね。確かに「未収」という意味では、全額が「未収」だね。じゃあ、「収益」って何だった?

 
 

利益を計算するときにプラスされるもの!

正解。じゃあ、来年の2月末に貸付金の返済を受けたら、全部が「収益」になるのかな?

 
 

そうだと思う。あれ? うーん、でもそうだと思う。

 
 
 
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じゃあ、元本部分の動きを貸借対照表で見てみようか。利息は無視するよ。最初と比べてお金は増えた?

 
 
 

いいや。元本部分だけ見ると、元に戻っただけで、お金は増えてない。

なのに、利益にプラスするの? 10,000円を貸して、10,000円を返してもらったら、10,000円の利益って変だよね?

 
 

何でだろ。貸したときに引いておけばいいのかな?

貸したときに利益からマイナスして、返してもらったら利益にプラスするってことかな? でも、「10,000円を貸しました、10,000円の損が出ました」となると、変な感じがしない?

 
 

ああ、そうか。じゃあ、何も動かないの?

うん。同じ価値の資産を交換しただけだからね。損も得もしていない。

 
 

ああー、そういうことか。

でも、ちょっと混乱してるみたいだから、今回はここまでにして、もうちょっとこの話を続けよう。

 
 

うん。助かる。

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