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第51回 前払費用と固定資産って実は同じものでは?

第51回は、前払費用と固定資産(減価償却資産)の関係について考えます。どちらも、いったんは資産として計上しておくけど、後々費用になっていくものですね。ただ、こども君は別のことが気になるようです。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん。

こども君:小学4年生。 特徴としては、好奇心が強く、語彙は多いほうで、数字を扱うのは得意。でも、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。その他は、野球のキャッチャーの配球と動物の精巧なフィギュアに興味がある普通の男の子。

少し前だけど、前払費用をちょっとずつ費用にするって話で、それが減価償却に似てるって言ってたよね?

 
 

うん。減価償却という言葉は忘れてたけど。

減価償却って何だった?

 
 
 

建物とかは古くなったら価値が下がるから、それを価値が減っている分を「払う」…、じゃなかった、「費用にしていく」こと。

そうだね。まず、減価償却というのは、固定資産の話だったよね。こども君が言った建物も固定資産。さっき間違えて「払う」って言ってたけど、固定資産を買うときには、基本的に先にお金は払うよね。

 
 

ああ、そうか。そうだった。

だから、お金としては最初にまとめて出ていく。例えば、1,200円の建物を買ったとしようか。買ったときに1,200円払うよね。めっちゃ安いけど。

 
 

わはは。

で、それを12年使うとする。1年あたりの減価償却費はいくら?

 
 

100円。

そうだね。じゃあ、1年経ったときの建物の残高は?

 
 

1,100円。あ、前払費用の話と同じってことか。

読まれたか…

 
 

わはは。

 
 
 
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今日は元気だね。じゃあ、建物を借りることにして、毎年の賃借料は100円になった。でも、12年使う約束をして、1,200円を前払いした。この1,200円は、支払った時点では費用? それとも資産?

 
 

前払いだから、資産。前払費用。

正解。1年あたりの賃借料は100円だよね。じゃあ、1年経ったときの前払費用の残高は?

 
 

ちょっと待って。前払費用は最初1,200円だよね。1,100円っていうのはわかるんだけど…

わかるのか(笑) じゃあ、何が疑問なの?

 
 

あれ、さっきの話と何が違うの? あ、そうか、さっきは減価償却の話だった。

そうだね。最初の話は建物を「買った」前提。だから、固定資産が計上されて、それが減価償却費の形でちょっとずつ費用になっていく。次の話は建物を「借りた」前提。だから、賃借料を前払いしたときに前払費用が計上されて、それが賃借料の形で毎年費用になっていく。違うのは、買ったか、借りたか。

 
 

それはわかった。買った建物には減価償却ってあるじゃん。でも、借りた建物も価値が下がっていくよね? それは貸した人が費用にしていくってこと?

うん。そのとおり。そこが気になったか。建物を貸してる人、今は建物のオーナーって呼ぶけど、そのオーナーはその建物を持ってる。だから、お金を払って建物を買って、それをちょっとずつ減価償却していってる。なぜなら、持っている固定資産の価値が下がっていくから。

 
 

そうだね。固定資産を持っているのは貸してるほうだもんね。

うん。だから、建物のオーナーは、減価償却費を含めた自分の費用よりも高い賃借料を設定するだろうね。向こうも利益を出さないといけないから。

 
 

うん、それもわかる。

だから、建物を借りてるほうの会社からすると、賃借料の中には、建物のオーナーの減価償却費見合いとか、建物の維持管理費見合いとか、そういうものが含まれた賃借料を払ってるって感じかな。

 
 

「見合い」って何? お見合いなら聞いたことあるけど。

お見合いとは違うよ。「対応する」ってこと。ちょっと図を描こうか。オーナーのところでは、毎年減価償却費80とか維持管理費10とか発生するから、それを100の賃料で貸してる。

 
 
 

うん、わかった。だから、オーナーは10の利益か。会社が払う賃借料の中に、オーナーの減価償却費とかも入ってる感じだね。

そう、そう。じゃあ、これで前払費用は終わり。次は、未払費用だね。

 
 

もう何となくわかった。

(笑) 次回って言ってるじゃん。

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