1. HOME
  2. ブログ
  3. こども会計
  4. 第44回 お客さんが倒産したらどうなるの?

BLOG

こどもCFOブログ

こども会計

第44回 お客さんが倒産したらどうなるの?

第44回は、こども君が聞きたがっていたテーマで、売掛金の貸倒れの話を始めていきます。

今日は、前回のこども君の疑問、「会社がスーパーマーケットに商品を納入して売掛金を計上した後に、そのスーパーが倒産したらどうなるか」って話ね。

 
 

うん、そういう話をしたね。

で、どうなると思う?

 
 

え?

え?

 
 

スーパーがつぶれたら、って話だったっけ?

そうだよ。こども君が聞きたがってたんだよね?

 
 
 

うん。えー、でも、どうなるんだろ? お金をもらう権利があるってことは、スーパーはお金を払う義務があるよね? だから、スーパーが倒産するときには、お金を早めに渡すのかな?

それはちょっといい人ばかりの世界だね。ところで、前回の「売掛金」という言葉は覚えてるよね? そのお金をもらう権利のこと。

 
 

覚えてるよ。

もしスーパーが倒産する直前にちゃんとお金を払ってくれたら、その売掛金は回収できる、つまりお金に変わるから、その後スーパーが倒産しても全然問題ないよね?

 
 

それは問題ないね。

 
 
 
スポンサーリンク

問題は、スーパーがお金を払わないまま倒産してしまったときのこと。で、実際はもうちょっと複雑なんだけど、その売掛金が全く回収できないことになってしまったら、どうなるかを考えてみて?

 
 

でも、売上としてはもう損益計算書に入っちゃってるんでしょ。お金は払ってもらえると思ってて。

そうだね。売上を計上したときには、その売掛金は「お金をもらう権利」として、ちゃんとあったわけだよね。だから、売掛金をいったん計上すること自体に問題はないと思う。でも、その後、お客さん、この場合はスーパーだけど、それが倒産してしまって、売掛金があってもお金がもらえなくなってしまった。

 
 

売上だから、お金はもらわないといけないよね。国とか、そういう大きいところが払ってくれるんじゃないの?

倒産したスーパーに代わって、国が会社にお金を払ってくれるの?

 
 

そうか、それはおかしいか。じゃあ、どうなるんだ?

超大企業なら別だけど、国が何かをしてくれるとは考えないほうがいい。結論としては、そのお金は返ってこない。売掛金は回収できない。だから、あきらめるしかない。

 
 

え? そうなの? じゃあ、倒産しそうなところにはすぐ払ってもらわないとダメなの?

そうだね。売掛金みたいなのを「与信」っていうけど、お客さんからお金の回収を待ってあげるときには、お客さんがちゃんとその代金を払える状態かはちゃんと見ておかないといけないね。それが「与信管理」。もし危なそうなら、現金取引をしたほうがいいよ。売ったら、それと交換でお金をもらうってこと。

 
 

商品を渡さないわけにはいかないもんね。

最悪は取引を打ち切ることになると思うよ。お客さんが現金を用意できなければね。もちろん、どうしてもそのお客さんを助けたいということであれば、取引を続けるのは自由だけど。その場合は、納入する商品は、そのお客さんにあげてしまうくらいの気持ちじゃないとダメだろうね。

 
 

ああ、そういうことになるのか。でも、最悪って?

スーパーに商品を納入している会社からすると、取引を打ち切るということは、お客さんを1社失ってしまうということだよね?

 
 

そうだね。そこからはもうお金は入ってこなくなるのか。

うん。もしその会社が同じ売上を維持したければ、別のお客さん、つまり、別のスーパーとかを見つけないといけないもんね。以前にも話したかもしれないけど、売上がなければ、絶対利益は出ないからね。

 
 

そうだよね。銀行から借りたお金とか株主が入れたお金は利益じゃないもんね。

そのとおり。しかも、ずっとそのスーパーと取引してきていたら、スーパーの人とも顔なじみだろうから、スーパーの業績が悪くなったからといって、取引を打ち切るのはちょっとつらいだろうね。

 
 

ああ、そうか。でも、それは仕方ないよね。

けっこうドライだね(笑)。仕事って、会社対会社のこともあるけど、個人対個人の関係も大事だから、取引先の人にお世話になってたら、そう簡単には割り切れないと思うよ。そういうのは、社会に出て学んでください。じゃあ、次回は売掛金がどうなるか見ていこう。

 
 

はーい。

めざせ!こどもCFOブログの目次はこちら

 
 
 
 

関連記事

こどもCFOブログ|記事一覧

こどもCFOブログ|アーカイブ

佐和周のブログ

スポンサーリンク