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第41回 買掛金の反対って何だ?

第41回は、買掛金の反対、売掛金について議論します。なので、そもそもの売上計上のタイミングとか、ちょっと会計っぽくて難しい話もあります。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん。

こども君:小学4年生。 特徴としては、好奇心が強く、語彙は多いほうで、数字を扱うのは得意。でも、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。その他は、野球のキャッチャーの配球と動物の精巧なフィギュアに興味がある普通の男の子。

前回まで、結構長い間、「買掛金」のことを話してきたね。仕入先から商品を仕入れて、そのときには支払わず、1か月とか2か月とか支払いを待ってもらうときに、「負債」として「買掛金」が計上される。これは大丈夫かな?

 
 

うん、負債って、マイナスの資産だったよね。

そのとおり。借入金と違って、買掛金は利息が付かないから、無利子負債という話もしたよね?

 
 

覚えてるよ。

じゃあ、今日は「買掛金」の反対を考えてみよう。まず、何て呼ぶと思う?

 
 

えーっと… 売掛金

正解。じゃあ、「売掛金」って、どういうものだと思う?

 
 
 

買掛金の反対だから、商品だけ渡して、お金をもらうのを待ってあげること

正解。いい勘してるね。じゃあ、いまスーパーマーケットに商品を売っている会社を考えてみよう。この会社のお客さんがスーパーということ。だから、スーパーに商品を納入する。いいかな?

 
 

「納入」っていうのは、渡すってこと?

そうだね。持って行って、渡すというか、納めてもらう感じかな。

 
 

それならわかった。

 
 
 
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じゃあ、その会社はメーカーで、自分たちで商品を作った。その商品を作るのに80円のコストがかかった。で、その商品をスーパーに100円で売った。でも、その場ではお金はもらえない。お金をもらえるのは1か月後。じゃあ、その会社はどうなる? まずは細かいことは聞かないから、思いついたことを言ってみて。

 
 

その1か月の間は、80円を損した感じになる。

それは、お金をもらってないのに、商品は渡してしまったからかな?

 
 

そう。

じゃあ、この会社は、この取引でいくら売上を計上する?

 
 

売上は100円だよね。

そうだね。じゃあ、それに対応する売上原価はいくら?

 
 

80円で作った商品だから、売上原価は80円かな。

それも正解。じゃあ、こども君の考えでは、売上原価の80円だけ、商品を納入したタイミングで計上するってことかな? そうすると、ちょうど80円の損失が発生するけど。

 
 

うん。そういうこと。100円は… あれ? 100円は、また1か月後に売上にすると思う。

じゃあ、物の動きを見て売上原価を計上して、お金の動きを見て売上を計上するってことだね?

 
 

そうだよ。

以前に「事業年度」っていう言葉を教えたの覚えてる?

 
 

え、事業年度?

会社にとっての1年。日本の場合、4月から始まって、3月に終わることが多い。

 
 

ああ、それが事業年度か。思い出した。

そのスーパーに商品を納入している会社の事業年度が3月末で終わるとする。

 
 

あ、言いそうなことが分かった。「3月に商品を納入して、4月にお金が入ってきたらどうなるでしょうか?」とか聞いてきそう。

(笑) 正解。じゃあ、次は自分の質問に自分で答えて。

 
 

それでも変わらないと思う。最初の事業年度は80円の損になるけど、次の事業年度は100円の利益だから、2つの事業年度をセットで見れば同じ。最初の年の給料とかが変わっちゃうかもしれないけど。

「2つの事業年度をセットで見れば」っていうのは、すごくいい視点だね。そうなんだよね。一応「事業年度」があるから1年で切るけど、会社はずっと事業活動を続けるわけだから、そのタイミングで切ることに意味はないという考え方はあると思う。

 
 

でも、スーパーに商品を納入した後に、スーパーが倒産しちゃったら困るよね?

それは困るね。でも、それはもうちょっと進んでから話そうと思っていたことだから、いったん忘れて。

 
 

はーい。

この「事業年度で切る」という話はちゃんと理解したほうがいいから、この続きはまた次回にゆっくりね。

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