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第38回 貸借対照表の左右は別々に動くもの

第38回は、買掛金や借入金の例を使って、貸借対照表の動きを確認してみます。知っていると当然のことなんですが、このあたりも慣れないと難しいんですよね。

前回は、スーパーマーケットが商品を仕入れたけど、支払いは1か月後で、まだ仕入代金を払っていない状況を考えたよね。そうすると、この図みたいに、貸借対照表の右側に「買掛金」が入ってくる。

 
 
 

ちょっと聞きたいんだけど、お金を借りたら、貸借対照表の左側も右側も、同時に動くの?

うん、そうだね。どう言ったらいいかな…

 
 

そうだよ。お金を借りたら、お金が入ってくるから、貸借対照表の左側が増えて、借りたことも「借入金」って書くから、貸借対照表の右側も増える。

うん、それで正しい。ちゃんと説明できてるね。お金を借りたタイミングでは同時に動く。でも、その後は貸借対照表の左側と右側は別々に動くよ。例えば、左側のお金は、それを使ったら減る。仕入れに使ったら、代わりに棚卸資産が増えたりするけど。だから、あとはお金を何に使ったかを追っていけば、左側の動きはつかめる。

 
 

わかった。

で、貸借対照表の右側はまた別。さっきこども君が言ってたけど、借りたときには「借入金」と書いておく。で、この右側の「借入金」が次に動くのは、その借入金を返済するとき。借りたお金を使っている分には、借入金は動かないってことだね。

 
 
 

そうか。お金のほうが動くだけだからか。じゃあ、返済したら、借入金自体が消えるの? それとも、借入金がゼロになって残るの?

いったん借入金自体が消えると考えたほうがいいだろうね。細かな決まりはないから、どちらでもいいけどね。でも、持っていない商品をわざわざ「商品はゼロです」って書く必要はないよね? そう考えると、借入金もあえて「借入金はゼロです」って、書かなくてもいいよね。

 
 

そうか。確かにそうだね。

 
 
 
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ここまで大丈夫かな?

 
 

1つ聞いていいかな? 借入金を返済したときには、右側の借入金が消えるとして、左側には「お金を使った」とかそういうことを書くの?

いや。左側は、右側の借入金と同じように、お金が消えるだけ。借入れをするときには、右側で借入金が増えて、その分だけ左側でお金が増えるよね。返済するときはその逆で、右側で借入金は消えるけど、左側のお金も同じように消える。会社はそのお金を銀行とかに渡すから、もう会社のお金じゃ無くなってるってこと。この図みたいな感じかな。

 
 
 

そういうことか。でも、お金を他に持っていたら、その残っている分は書くんだよね?

うん。そうだよ。

 
 

じゃあ、借入金は「マイナス100のお金」って考えてもいい?

論理的には正しいよ。特にそのお金を使っちゃってたらね。でも、会計の世界では、そう考えないほうがいい。右側は左側と切り離して考えるように気を付けたほうがいいね。右側の借入金は「100の返済義務」というイメージかな。お金じゃない。

 
 

わかった!

余計に混乱させるかもしれないけど、「仕入先から商品を仕入れて、支払を1か月待ってもらうこと」は、「銀行からお金を借りて、商品を仕入れて、仕入先にはすぐお金を払ってあげて、1か月後に銀行にお金を返すこと」と同じなんだよね。わかるかな?

 
 

返済相手が違うだけってこと?

正解。仕組みがわかったみたいだね。こども君は?

 
 

うーん。あんまりわからない。どういうこと?

買掛金は仕入先に返済するもので、借入金は銀行に返済するものってことかな。

 
 

それはわかるんだけどな…

ここは大事なところだから、次回、もう一度図を描いて確認してみよう。

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