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第14回 減価償却費の計算は単なる算数

第14回は、実際にどうやって減価償却費を計算するかを話します。といっても、固定資産の減価を厳密に捉えるわけではなく、単なる算数の問題なんですけど。

ここまで、固定資産を費用にする話をしてきたよね。固定資産は使うものだから、使って価値が下がった分を費用にするってことで、「減価償却」って言葉も覚えたね?

 
 

うん。覚えた。

じゃあ、今回は実際に減価償却の計算をしてもらおうと思う。ところで、こども君は算数は得意?

 
 

うん、まあね。けっこう得意だよ。

そうか(笑) 大人の世界では、これからそのテーマを質問されることがわかっていたら、本当は得意でも、「そんなじゃないです」って答えておいたほうが、もし間違ったときにダメージが小さいよ。

 
 

確かに。もう遅いけど、「そんなに得意じゃない」ってことにしてください。

 
 
 
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(笑) じゃあ、問題。いま、1億円で建物を建てたとしよう。この段階では完全に資産だよね。この建物は50年使える。1年あたり、どれだけ費用にすればいい?

 
 

1億円÷50ってこと? 200万円かな? ゼロが1コ少ない?

正解。もし2,000万円なら、5年で終わってしまうから、ゼロを1コ取って200万円でいいよ。ところで、念のために聞くけど、1億円って、何万円か知ってる?

 
 

10,000万円。だから、50で割ったら200で、200万円。

よく知ってるね。どこかで習った?

 
 

え、そういうわけじゃないけど、1,000万円の次かなと思ったから。

そっか。じゃあ、1年あたり200万円も費用が発生するね。これも以前に話した「損益計算書」に出てくるんだよ。イメージは湧くかな?

 
 

売上とか利益とかはわかるけど、「固定資産」が出てくるってこと?

いいや、損益計算書に出てくるのは、収益と費用だから、ここでは費用として「減価償却費」というものが出てくる

 
 

そうやって出てくるのか。

じゃあ、1億円か200万円、どっちが損益計算書に出てくる?

 
 

それはちょっとずつ費用にしていくんだから、200万円に決まってるよ。

そうだね。だいたいこんな感じになるよ。

 
 

うん、よくわかった。

でも、この減価償却費っていう費用はどうやって回収したらいい?

 
 

回収? え、でも、ちょっとずつ払うのはダメって言ってなかった?

ちょっとずつ「払う」わけじゃないよ。払うのは最初にまとめて払う。で、会社が利益を計算するときに、ちょっとずつ「費用にする」だけ。「帳簿」っていうノートみたいな紙の上でそういう計算をするイメージかな。会社は最終的に利益を出さないといけないから、どうやってこの200万円のコストを回収するかを考えないといけないってこと。

 
 

え? 株主は関係ない?

株主って知ってるんだね(笑) 関係ないよ。

 
 

じゃあ、どうするんだ? うーん、みんなでちょっとずつ払うのかな? あ、払うんじゃない。費用にするんだ。よくわからなくなった。

費用のことはちょっと忘れて。建物を買うためにお金を払いました。会社はどこかからお金をもらわないと、払うだけで損してしまいます。会社がスーパーマーケットだとして、どこからお金をもらいますか?

 
 

お客さんか!

そう。だから、商品を売る値段をちょっと高くして、そこで利益を稼いで、それで費用を回収するってこと。だから、値段を決めるときには…

 
 

商品を仕入れたときよりも高い値段を付けて、建物の費用も回収しないといけない。うん? だから、仕入れた値段よりも高く売れても、赤字になるかもしれないってこと?

建物の費用を回収できないとそうなるね。実際には、他に働いている人の給料とかもあるけどね。さっき損益計算書で費用の構成を見たよね?

 
 

あ、そうか。じゃあ、仕入れたときより高く売れても、ちょっとしか利益にならないね。

それはビジネスによるけど、スーパーとかはそうだろうね。今回は、ちょっと難しい計算だったけど、よくできました。

 
 

ありがとう。でも、固定資産で気になることがあるから、また今度質問する。

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