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第10回 棚卸資産はどういうときに費用になるの?

第10回は、棚卸資産が費用になるプロセスを確認します。

前回の復習だけど、商品は、買ったときは資産。棚卸資産だね。だから、その段階では利益から引かない。いいかな?

 
 

うん、覚えてる。

でも、その商品が売れたときには、もう会社の資産じゃない。お客さんにあげちゃったよね。だから、会社にとっては、費用に変わった。それが売上という収益に対応する費用だから、売上原価。

 
 

大丈夫。わかる。

じゃあ、商品5コのうち、3コが売れた。仕入のときに払った500円のお金のうち300円分は売れたから、費用に変わった。残り2コはまだ棚にあるから、200円分は資産のまま。これはいい?

 
 

わかる。残りの2コは、また売れたときに売上原価に変わるってことだよね。

そう。売れたものは、売上原価、より広くいうと費用に変わって、費用になったから収益から引いた。逆に言うと、費用は売上から引かれるけど、この場合、仕入れの代金を払ってすぐに、それが費用になるわけじゃないよね。OK?

 
 

資産だからか。うん、大丈夫。売ったときに費用になるんだよね?

そう。でも、普通は、資産って価値のあるものだと思うでしょ? で、費用って、掛かったコストみたいに聞こえるよね?

 
 

うん。

でも、資産が売れたら費用になるって、変だと思わない?

 
 

確かにそうだね。

資産なのにね。

 
 

でも、売れたときには一緒にお金も入ってくるじゃん。そういう費用とかコストよりもいっぱいお金が入ってくるから。お金が入ってこなければ資産じゃないけど、入ってくるから資産なんじゃない?

そうだね。商品という資産がなくなったけど、お金という別の資産が入ってきたってことだね。100円の商品は確かに100円の費用(売上原価)になったけど、代わりに売上の150円が入ってきたもんね。

 
 
 

うん。

 
 
 
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でも、商品を仕入れて、それが売れなくても費用になることがあるけど、どういうケースかわかる?

 
 

え? ああ、例えば、スーパーマーケットが食べ物を仕入れて、その賞味期限が切れて捨てるとき。

そう、そう。よくわかったね。食べ物という商品は、仕入れたときには価値があるけど、消費期限や賞味期限が切れたら、基本的に売れないからね。もう資産じゃないっていう言い方もできるよね。

 
 

ゴミになるね。

捨てたら損だって言うのはわかるよね? お金を払って買って、それを売ったり使ったりせずに捨てたから、損をした。だから、お金を捨てたのと同じ。

 
 

仕入れのときのお金が無駄になるってことだね。

そのとおり。ちなみに、商品とかを「捨てる」って、大人の言葉だと何というかわかる?

 
 

廃棄! さっきお父さんがメモしてた。

正解(笑)。そういうスキル、学校でも必要だよね。捨てることを「廃棄」というから、そこで出る費用というか損失のことを「廃棄損(はいきそん)」って呼ぶこともある。「棚卸資産廃棄損」だね。

 
 

うん、それで意味は分かる。

スーパーとかでは、たまに消費期限とか賞味期限が近くなった商品を安売りしてるよね。

 
 

ああー、そういうことか。だから安売りするのか。そのままだと売れなくて、「廃棄損になっちゃう」からね。あれ?「廃棄損にする」? なんて言えばいいの?

「廃棄損になる」でもいいし、「廃棄損を計上する」、「廃棄損が計上される」とかでも自然な表現だよ。

 
 

そうか。「計上」って使っていいんだね。

だから、仕入れた値段より安くても、売ったほうがいいわけだよね。廃棄すると入ってくるお金はゼロになるし、廃棄のためのコストまでかかるからね。

 
 

何で割引になってるかわかった。でも、安売りになっているものは、買ったら早く使わないとダメだよね。

(笑) そうだね。それは重要だね。じゃあ、今回はここまで。

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