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第9回 え? 資産が費用になるの?

第9回は棚卸資産が費用に変わる様子(?)を見てみます。

以前に損益計算書を見たとき、「費用」の話をしたよね。売上から引くもの。今日はその費用について、もうちょっと考えてみよう。

 
 

うん!

じゃあ、いきなり問題から。スーパーが1コ100円の商品を5コ仕入れたとします。いくら支出があった?

 
 

500円。

OK。じゃあ、それを全く売らずに持ったままだったとしたら、利益はいくら?

 
 

ゼロだと思う。

マイナス500円じゃなくて?

 
 

うん。まだ売れてないから、棚卸資産だよね。

そのとおり。買っただけで、売ってないから、まだ資産だよね。じゃあ、いつになったら、その500円を利益から引くの?

 
 

え?

だって、商品を仕入れて売るときに、「利益はいくら?」って聞いたら、商品を仕入れるときの支出は、商品を売り上げたときの収入から「引く」よね?

 
 

そうか。今は資産だけど… あれ?

じゃあ、質問を変えようか。1コ100円の商品を5コ仕入れて、それを1コ150円で3コだけ売ったとします。このときの利益は?

 
 

1コ50円の利益だから、3コで150円か。

そうだね。それって、売上が1コ当たり150円で、その原価というか、費用というか、引くものは仕入れたときの100円だよね。だから、1コあたりの利益は50円で、それが3コだから150円。

 
 

うん。

いま利益を計算するとき、仕入れたときに払った100円は引いたよね。売れた3コ分について。じゃあ、まだ売っていない2コの分は利益から引く?

 
 

売れたときに引くはずだから、今は引かない。

そうだね。その200円はまだ売れてないから、会社の資産のままだよね。棚卸資産。資産だから、利益からは引かない。じゃあ、棚卸資産というか、商品を仕入れるときの支出を「いつ利益から引くか?」というと…

 
 
 

その商品が売れたとき! 売れたときに利益から引くから、仕入れたときに引いてしまうと、2回引くことになっておかしい。

そうだね。だから売上が計上されるタイミングで、費用にするってことだね。

 
 

計上?

計上っていうのは、ここでは損益計算書に載せることだね。より広く、帳簿に載せる感じかな。売れてないのに、売上を損益計算書に載せちゃいけないよね?

 
 

そういうことか。それはそうだね。

 
 
 
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で、なぜ100円を引くかというと、買ったときの値段だから。売った150円が丸々利益じゃないよね?そういう利益を計算するときに引くものが「費用」。この場合だと、「売上原価」とも言うけど。

 
 

えーっと、売上が150円で、売上原価が100円、で、この100円が費用ってこと? 売上原価と費用は同じもの?

同じものじゃないよ。費用が売上原価を含む概念。今はあまり細かく話さないけど、売上原価以外にも費用はある。例えば、会社は税金を払う。これは費用だけど、売上原価ではない。

 
 

うーん、税金はよくわからない。なんというか、売上原価がどういうものかはっきりわからない。

うん。わからないことをちゃんと質問するのは大事だね。売上に対応する費用が売上原価だよ。150円に対応するのは100円だよね。だから売上に対応する原価ってことで、売上原価。

 
 

じゃあ、売れたときに売上から引くものが、費用の中の売上原価ってこと?

そのとおり。ちなみに、「費用」の反対って何か分かる? 例えば、売上はその中に入ってるけど。

 
 

「利益」かな? いや、違うな。

正解は、「収益」です。聞いたことないよね。収益から費用を引いて、利益を計算するってこと。

 
 

え、売上は?

売上は収益の概念に含まれる。これは、売上原価が費用の概念に含まれるのと同じ。だから、「売上-売上原価」って言ってもいいし、より広く「収益-費用」って言ってもいい。

 
 
 

じゃあ、お金がプラスになったら、それは収益なの?

すべてじゃないけど、基本的にはその考え方でいいよ。銀行に預金してて、利息をもらったら、それも会社にはプラスだから、収益の概念に含まれるよ。じゃあ、今回はここまで。

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