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第7回 残っている資産は「棚卸」で数えよう

第7回は、会社が実際にどれだけの資産を持っているかを数える作業、つまり「棚卸」について話します。

前回、小麦粉を300円分買って、全部を使わずに、そのうち1/3だけを使ったって話覚えてる?

 
 

うん。小麦粉は300円分の1/3だから、100円分しか使っていなかった。

そうだね。それでケーキを1コ作って、300円で売ったと。で、200円儲かった、みたいな話。

 
 

OK。

この例だと、買った小麦粉は300円分だけだから、そのうち1/3使って、2/3は残っているというのがすぐわかる。で、実際に小麦粉が2/3残っているかもすぐにチェックできる。いいかな?

 
 

うん。わかる。

でも、スーパーマーケットみたいに商品がいっぱいあったらどう? それぞれの商品をどれだけ仕入れたかはわかるし、レジを通ればどれだけ売れたかもわかる。で、どれだけ残っているかもわかるはずだよね?

 
 

うん。引き算すればわかる。

じゃあ、その引き算の結果って、常に正しいと思う?

 
 

え?

実際に残っている商品の数を数えてみたら、その引き算の結果に一致すると思う?

 
 

一致しないことなんかある?

理論的にはないよね。じゃあ、お客さんが万引きしてたらどうなる? 万引きする人はお客さんじゃないけど。

 
 

レジを通ってないから、万引きされた商品は、思ってたよりも少なくなる。でも、万引きされないこともあるよね?

そうだね。じゃあ、「オレンジ」を買ったのに、レジの人が「みかん」ってレジに入れちゃったらどうなる?

 
 

オレンジが減るはずなのに、みかんが減ってしまう。だから、実際数えたら、思ってたよりもオレンジが1コ足りなくて、みかんが1コ余るような感じになる。でも、そんなこと言うんだったら、仕入れるときにも間違うことあるんじゃないの?

そのとおり。100箱仕入れたと思っていたけど、実は99箱しかなかったり、「オレンジ」を仕入れたはずなのに、実際には「みかん」が届いたり。そんなことはないか。

 
 

わかった。みんなミスするもんね。万引きは別だけど。

 
 
 
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そうそう。大事なのは、「帳簿」というか、記録上でどれだけ残っているかじゃなくて、実際にどれだけ残っているか。だから、実際に商品の数を数えないといけない。

 
 
 

でも、商品の数を数えるときにもミスするんじゃない?

そうだね。だから、商品の数を数えるときは、例えば、2人1組とかになって慎重にやるよ。会社がどれだけ資産を持っているかをチェックする作業だから、ちゃんとやらないといけないね。

 
 

そうなのか。2回くらい数えたりするの?

うん。そういうところも多いと思う。ちなみに、この商品を数える作業を「棚卸(たなおろし)」っていうんだけど、聞いたことある?

 
 

知らない。棚から下ろすの?

そんな感じだね。たまにスーパーとかで、「棚卸のため本日休業」みたいな貼り紙があるけど、それはスーパーの人がお店を休みにして数えてるってこと。お店が開いたままだと、数えてるときに商品が動いちゃうからね。

 
 

あ、そっか。また「棚卸」の貼り紙、見つけてみたいな。

そうだね。

 
 

棚卸はいつやるの?

またちょっと先に話すけど、会社には決算日というのがある。3月末とか。で、その時点の資産の残高を知りたいから、棚卸は基本的には決算日にやる

 
 

わかった。

でも、どうしてもその日にやるのが難しいときは、決算日よりもちょっと前に棚卸をしたりもするけどね。その場合には、その棚卸の日から決算日までの商品の動きは、特にちゃんと見ないといけないよね。

 
 

じゃないと、そこでミスしたら、決算日時点の商品の数がおかしくなっちゃうよね。

そうそう。よくわかったね。今回は「みんなミスをする」ということが前提だったよね。だから、会社には、そういうミスをチェックできる体制が必要になる。ただ効率的に仕事をすればいいわけじゃないってこと。

 
 

うん。よくわかった。

じゃあ、今回はここまで。

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