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第218回 外貨預金にも外貨建売掛金にも為替差損益は発生する

第218回も、前回と同様、会計の視点で、為替レートの変動を考えます。今回は、外貨預金を持った状態で円高になって為替差損が計上される状況や、外貨建売掛金に為替差損益が発生する状況について話します。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん(本物はこちら)。

こども君:小学6年生。体育と休み時間を過ごすために小学校に通い、阪神タイガースをこよなく愛する普通の男の子。好奇心が強く、数字を扱うのは得意。ただ、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。スポーツ大好き、RPG大好き、三国志やキングダムも大好き。

前回は、外貨預金の円換算のことがわからなかったんだよね。

 

うん。

設定は覚えてるかな? 1ドル=130円のときに1ドルの預金をした。外貨預金の米ドル口座だね。でも、期末には1ドル=140円になってた。

 

円安で利益!

為替差益」って呼ぶんだったね。もともと帳簿には「外貨預金」130円が載ってたんだけど、それを140円に書き換えないといけない。つまり、1ドルの外貨預金を期末日のレートで円換算すると、140円になったってこと。

 

ああ、それが円換算か。ドルを円に換算するわけだね。

そのとおり。外貨預金について、当初の130円を期末の140円に洗い直すイメージだね。

 

だから、為替差益が10出るってことか。

そう、そう。じゃあ、逆の場合は?

 

期末になって、1ドル=120になってたら、損が出る。

それが「為替差損」。外貨預金を持ってて、円高になったら、為替差損が計上される

 

そのままか。

すみません(笑) 外貨預金が130円から120円まで縮むから、利益剰余金も10円だけ減るってことだね。

 

うん、うん。だから、貸借対照表はバランスする。

今は外貨預金の話をしてるけど、外貨建ての資産を持っているときには、だいたい同じ話になる。

 

円安になったほうがいいってこと?

その部分に限定して話すなら、そうだね。外貨建ての資産を持ってるときには、その外貨に強くなってほしい。そうすると、円で見たときの価値が上がるからね。逆に言うと、円に弱くなってほしいということだから、円安がプラスになるってことだね。

 

わかりやすい!

ありがとうございます(笑) じゃあ、輸出している会社のことを考えて。

 

はい。

で、海外に1ドルで商品を売った。そのときの為替レートは1ドル=130円。売上は商品を船に積んだときとかに計上されるけど、入金は2か月後。入金までの2か月間って、貸借対照表には何がある?

 

売上が計上されたけど、入金がまだってことだよね? じゃあ、売掛金! それが130円。

正解。外貨建ての売掛金だね。外貨建ての預金だけじゃなくて、外貨建ての売掛金もあるってことだね。

 

1ドルの売掛金だから、2か月後にお客さんが1ドル払ってくれるってことだよね?

そう、そう。帳簿には売掛金が130円あるけど、別にお客さんは「後で130円払います」とは言ってない。「後で1ドル払います」って言ってるだけ。

 

ああ、そういう違いがあるのか。

円建ての売掛金との違いだよね。

 

そういうこと。

じゃあ、外貨建ての売掛金を持っているときは、円安になってほしい? それとも、円高…

 

円安に決まってるじゃん。ドルの資産だから、ドル高になってほしい。1ドル=140円とか。

じゃあ、外貨建ての売掛金は、最初帳簿に載せるときは…

 

130円!

そうだね。売上が130円だからね。で、期末になって140円になったら

 

10円の為替差益

正解。でも、これってまだ確定してないよね? 換算しただけで。

 

え?

いや、為替差益は出てるけど、まだ外貨建ての売掛金のままだし。

 

え?

もう疲れてるやん。じゃあ、続きは次回。

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