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第162回 株主資本のうち、資本金と資本準備金はだいたいわかった

第162回も、前回に引き続き、トヨタ(トヨタ自動車株式会社)の個別財務諸表を見ています。今回は、純資産のうち「株主資本」の中身を見ていきます。まずは資本金と資本準備金からです。

前回までで、純資産のうち、「評価・換算差額等」は確認できたから、次はメインの「株主資本」だね。純資産が株主のものというのはいいよね?

 
 

うん、それはわかるよ。

じゃあ、株主資本の1つ下の階層には何がある?

 
 

えーっと、「資本金」・「資本剰余金」・「利益剰余金」・「自己株式」の4つ!

OK。どのくらいわかる?

 
 

資本金はわかるよ。会社を始めるときに、株主が会社に入れたお金。

うん。「資本金」は、お金自体ではないけど、会社からしたら、株主から調達した部分だよね。ただ、会社の設立のときだけじゃなくて、「新株発行」といって、その後に新たに株式を発行して、追加の資金を調達することもある。いずれにせよ、株主から調達した部分だね。

 
 

ふーん。でも、資本剰余金って何だ?

「資本剰余金」の中身は何がある?

 
 

「資本準備金」と「その他資本剰余金」

正解。「資本準備金」はほとんど資本金と同じもの。一定の制約があるけど、株式を発行して資金を調達したときに、資本金と資本準備金に振り分ける感じかな。だから、細かなことを抜きにしたら、資本金と同じで、株主から調達した部分と考えておけばいいよ。

 
 

へぇー、そうなんだ。何を準備するのかと思った。

たぶん損失が出て、純資産が減ったときに備えてるんだろうね。純資産というか、自己資本を厚くしておくという意味で。

 
 

あー、そういうことか。

実際には、資本金が1億円を超えると、税金の面で色々とデメリットがある。だから、資本金をできるだけ小さくするために、資本準備金を多くしておくことはあるだろうね。

 
 

資本金は小さいほうがいいのか。

うん。税金を安くしたいならそのほうがいいね。ただ、資本金を見て、会社の規模を判断する人もいるから、資本金が1円とかだとちょっと変かもしれないね。

 
 
 

わはは。

で、今見たのは「資本剰余金」のうち「資本準備金」の部分。残りが「その他資本剰余金」だね。

 
 

何のことか全然わからない。

そうだよね。「利益剰余金」はわかるだろうから、「その他資本剰余金」はいったんとばして、「自己株式」のほうを見ようか。自己株式って何だと思う?

 
 

普通の株式と何が違うんだ? 自分の株式?

そうだね。自分の株式だね。トヨタから見たら、自己株式ってどこの株式?

 
 

トヨタの株式だよね?

正解。じゃあ、トヨタが他社の株式を買ったら、その株式は貸借対照表のどこに出てくる?

 
 

資産だよね?

正解。キャッシュで株式を買ったら、資産の内訳が変わるだけだよね。じゃあ、トヨタが自社の株式を買ったらどうなるか。同じように資産に入ると思うかもしれないけど、実は自己株式は資産じゃない。でも、自己株式を買うときには、キャッシュは減るよね? それが資産じゃなかったら、貸借対照表はどうやってバランスさせる?

 
 

右側を減らさなきゃいけないよね。だから、純資産を減らさないといけないのか。負債は動かないだろうから。

正解。資産を増やす代わりに純資産を減らす。自己株式を取得するってことは、もともとの株主にお金を渡してるわけだから、ある意味出資の払戻しだよね?

 
 

えーっと、まず株式を発行して、株主からお金をもらう。で、その後、それを買うってことは、株主にお金を返してるってことか。うん、純資産は株主のものだからね。

だいたいわかったみたいだね。ただ、ここは大事なところだから、次回、もうちょっと整理してみようか。

 
 

はーい。

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