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第159回 社債も借入金と同じで有利子負債

第159回も、前回に引き続き、トヨタ(トヨタ自動車株式会社)の個別財務諸表を見ています。今回は、固定負債のうち、社債について議論します。久しぶりに有利子負債のことも話したいと思います。

前回で流動負債も見終わったけど、固定負債は何かある?

 
 

「社債」は、習ったけど、ちゃんとわからないかも。

これって、トヨタが発行した社債? それともトヨタが購入した他社の社債?

 
 

発行した社債だよね?

そのとおり。だから借入金と同じだね。債券があるけど。後で返済というか、償還しないといけない。

 
 

そうか。借入金だったら、後で返済して、社債だったら、後で償還するってことだね。

うん。だから、流動負債に「1年内償還予定の社債」もあるよね。

 
 

ああ、「1年内返済予定の長期借入金」みたいなものだね。ということは、固定負債にある「社債」のほうは、1年より先に償還予定ってことだね。

正解。償還がちょっと先になるから、固定負債に入ってるってことだね。

 
 

そうだね。

ちなみに、貸借対照表を見るときは、有利子負債を探すのが大事。例えば…

 
 

借入金とか社債

うん。見えてる限りは、そうだね。その他にも流動負債や固定負債の「その他」に入ってる項目で有利子負債があるかもしれないけどね。

 
 

ああ、そういうことか。

でも、「その他」に入っているのは、金額はそんなに大きくないはずだから、無視してもいいけどね。とにかく、「会社がどうやって資金を調達しているか」を見るときに、有利子負債の水準は重要だね。

 
 

お金を借りてると、利子が必要だからね。

そうだね。だけど、トヨタの場合、結構キャッシュも持ってるよね。

 
 

「現金及び預金」! 一番上!

なにその勢い。。。そのとおり。だから、有利子負債の残高からキャッシュの残高を引いた「純」有利子負債はもっと小さいってことだね。

 
 

ネットだ!

正解。お金を借りただけでは、有利子負債の本当のリスクはないからね。いつでも返せるわけだから。問題は、有利子負債で資金調達して、それを投資した後、投資を回収するまでの間。資金が固定される一方、利子を払ったり、元本を返済したりしないといけないところだね。

 
 

もし投資が回収できなかったら、返せなくなるからね。

うん。利払いとか元本返済って、固定的なキャッシュ・フローだから、リスクは高いよね。仮に株式を発行して資金調達すれば、利益が出たときだけ配当すればいいわけだから、それに比べると有利子負債で資金を調達すると、企業としては大変だよね。

 
 
 

義務! 返す義務があるから。固定のキャッシュ・アウトフローは嫌なんだよね。

よくわかってるね(笑)。早く電子辞書の借入金も返済してください(詳細はこちら)。

 
 

そうだった。忘れてた。でも、あれは固定のキャッシュ・アウトフローじゃないからね。利益が出なかったら払わないから、配当みたいなもんだよね。

(笑) 話が逸れたけど、「固定負債」にはあと「退職給付引当金」があるけど、これはもういいよね?

 
 

たぶん大丈夫だと思う。

従業員の人たちが退職するときに支払う退職金とか、その後に支払う年金とか、そういうもののために引き当ててある。だから、基本的な考え方は賞与引当金とかと同じ。ただ、支払うのがだいぶ先だから、固定負債に分類されてる。

 
 

みんなが退職するまで、だいぶ時間があるもんね。

うん。じゃあ、これで負債も見終わったから、今回はここまで。次回は、純資産の中身を見よう。

 
 

はーい!

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