1. HOME
  2. ブログ
  3. こども会計
  4. 第147回 投資その他の資産の「その他の資産」のほうを見てみよう

BLOG

こどもCFOブログ

こども会計

第147回 投資その他の資産の「その他の資産」のほうを見てみよう

第147回も、前回に引き続き、トヨタ(トヨタ自動車株式会社)の個別財務諸表を見ています。今回は、投資その他の資産のうち、「投資」ではなく、「その他の資産」のほうの内容を確認します。

前回は、固定資産のうち、「投資その他の資産」を見ていて、「投資有価証券」や「関係会社株式」みたいな「投資」のことについて話したよね。

 
 

うん、うん。あれ? ちょっと待って。全然わからないのがある。

どれかな?

 
 

うーん。「何とか税金資産」。これって、「くり」だよね。繰越の繰。

正解(笑) 「繰延税金資産(くりのべぜいきんしさん)」だね。

 
 

「のべ」なのか。

うん。延長の「延」だよね。「延びる」とか「延ばす」という使い方をすることが多いけど、「延べる」という言い方もするね。宮崎県の延岡市って知らない?

 
 

ああ、「のべおか」って聞いたことある!

 
 
 
スポンサーリンク

でも、「繰延税金資産」の前に、「長期貸付金」ってわかる?

 
 

わかるよ。「短期貸付金」が1年以内だったから、「長期貸付金」は1年以上。あれ? 「以上」でいいのかな? 1年ちょうどが入っちゃダメなんだよな。

そうだね。「1年超」って言えばいいよ。それだと1年を含まない。ちょうど1年以内に回収予定なら、「短期貸付金」で流動資産。それを超える、つまり、1年超の将来に回収予定なら、「長期貸付金」で「投資その他の資産」。短期・長期は1年で分けたよね。

 
 

わかった!

ちなみに、「貸付金」のことは「融資」とも呼ぶけど、聞いたことある?

 
 

半沢直樹で聞いた!

確かに言ってたね。だから、株式に出資するようなものは「投資」と呼んで、貸付金みたいなものは「融資」と呼ぶ。で、合わせて「投融資」って言ったりもするね。

 
 
 

へぇー。聞いたことないや。

わりと普通に使う言葉だから、覚えといて。

 
 

はーい。

あと、「投資その他の資産」にも「貸倒引当金」があるけど、これは「長期貸付金」に対して設定されている部分もあると思う。この辺りはいいかな?

 
 

ああ、そうか。流動資産のほうにもあったね。

 
 
 
スポンサーリンク

OK。 じゃあ、「繰延税金資産」の話をしようか。これはちょっと難しいんだけど。

 
 

これについては、予想はないよ。何のことか全然わからない。

珍しいね。税金の関係というのはわかる?

 
 

うん。「税金」って言葉が入ってるからね。あ! 予想が出てきたかも。

(笑) じゃあ、どうぞ。

 
 

「繰延」だから、「延長されたもの」ってことじゃない? え? ちょっと待って! 税金って、国に払うの?

国とか地方自治体だね。国以外に、東京だったら、東京都に払う。神戸だったら、兵庫県と神戸市に払う感じかな。

 
 

え? 払うのか。

そうだね。払うのに、何で資産になると思う?

 
 

払うものでも、「前払費用」みたいなのがあるじゃん。先に払っておけば、あとで使う権利みたいなのがあったよね。それと同じかなと思ったんだけど。

おお。いい勘しているね。答えはちょっと違うけど。ちなみに、先に「負債の部」の「流動負債」を見てみようか。「未払法人税等」ってあるよね? これが未払いの税金。だから、たぶん前払いの状態じゃない。でも、仮に税金を前払いしていれば、それが資産の部に出てくるのは正しい。

 
 

じゃあ、何の権利なんだ?

「権利」というわけでもないけどね。話が長くなりそうだから、ここで切ろうか。でも、実際に払う税金、法人税等については、未払いの状態なら負債に出てくる。このトヨタみたいにね。でも、前払いの状態なら、逆に資産のほうに出てくる。それはいいかな?

 
 

うん。そこまではわかる。

OK。 じゃあ、続きは次回。

めざせ!こどもCFOブログの目次はこちら

 
 
 
 

関連記事

こどもCFOブログ|記事一覧

こどもCFOブログ|アーカイブ

佐和周のブログ

スポンサーリンク