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第146回 投資その他の資産って何?

第146回も、前回に引き続き、トヨタ(トヨタ自動車株式会社)の個別財務諸表を見ています。固定資産のうち、有形固定資産を見終えたので、次は投資その他の資産です。

流動資産はもう見たし、固定資産のうち有形固定資産も見たよね。で、トヨタの場合、無形固定資産の区分はなかったから、次は「投資その他の資産」。これで資産の部は終わりだね。

 
 

うん。資産の部の一番下にあったもんね。

じゃあ、実際に見てみよう。気になる項目はあるかな?

 
 

「出資金」って何だろ。

株式みたいなものかな。トヨタが他の会社みたいなところに出資している。つまり、株主みたいな立場になってる。でも、株式は発行されていないから、「出資金」って呼んでる。「関係会社株式・出資金」という項目だから、関係会社に出資して、株式が発行されたり、されてなかったり、ということだと思うよ。

 
 

そういうことか。わかった。

 
 
 
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たぶん「関係会社出資金」って、中国の会社に出資していることが多いと思うけど、まあそんな難しい話をしても仕方ないからね。ところで、「投資有価証券」はわかる?

 
 
 

うん。有価証券のところで聞いた気はするけど…

別に有価証券の保有目的とは直接関係ないよ。でも、売買目的有価証券は、流動資産に「有価証券」として出すね。すぐに売って…

 
 

そうだね。お金に変わるから。

そのとおり。あとは、社債みたいな債券を持っていて、それが1年以内に満期が来る、つまり、償還されるときも…

 
 

1年以内にお金に変わるから、流動資産!

正解。それ以外は、だいたい固定資産の投資その他の資産に表示するね。例えば、他の会社の株式を持っていて、「その他有価証券」になっているときとか。

 
 

それが「投資有価証券」になるってことか。

そう。投資その他の資産」の「投資」は、だいたい「投資有価証券」と考えておけばいいね。

 
 

ああ、そういう意味か。だから、「投資その他の資産」なのか。

 
 
 
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うん。それと、「子会社株式及び関連会社株式」という保有目的、覚えてる?

 
 

もちろん、覚えてるよ。

それは、「関係会社株式」として表示する

 
 

そうなのか。ちょうど「子会社株式及び関連会社株式」がないなと思って、聞こうとしてた。

ちょっと言葉がややこしいんだけど、「関係会社」というのは、「子会社」も「関連会社」も含む概念

 
 

これって、何%持ってたら、って話?

そうだよ。子会社は…

 
 

50%超。関連会社は20%以上。だから、50%を超えてたら、20%以上だから…

いや、そういう話じゃない。「関係会社」という概念は、自分の下にある会社、つまり「子会社」や「関連会社」だけじゃなくて、自分の上にある会社、つまり、「親会社」とかそういう会社も含む概念。だから、だいたいグループ会社のことだと思っておけばいいよ。必ずしも正確じゃないけどね。

 
 

ああ、そういうことか。何か聞いてるうちに、「関連会社」と「関係会社」をごっちゃにしてた。

そういう人は多いと思うよ。お互いにそういう理解で話が通じるなら、「関連会社」でも「関係会社」でも、どっちでもいいけどね。でも、会計のことをやっている人は、その2つは厳密に区別してる。「関係会社」なら「子会社」も、さらには「親会社」も含むけど、「関連会社」は単なる20%以上の投資先(で子会社じゃないところ)だからね。

 
 

よくわかった。これから言葉の使い方に気を付ける!

そうしてください。じゃあ、今回はここまで。

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