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第141回 「流動資産」はだいたい1年以内にキャッシュに変わる

第141回は、前回に引き続き、トヨタ(トヨタ自動車株式会社)の個別財務諸表を見ています。まずは流動資産の内容からです。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん。

こども君:小学5年生。 特徴としては、好奇心が強く、語彙は多いほうで、数字を扱うのは得意。ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手だけど、最近は少し落ち着いた。阪神タイガースとFF3のたまねぎ剣士をこよなく愛する普通の男の子。

いまは貸借対照表を見てるけど、資産の上のほうで他に気になる項目はある?

 
 

あれ? これって「動く資産」ってこと?

え? ああ、流動資産ね。「流動」というのは、キャッシュに変わるのが早いということで、反対は「固定」。上のほうに「流動資産」があって、その下に「固定資産」があるよね?

 
 

ああ、そういうことか。わかった。固定資産の反対だったのか。固定資産は売ったりしないから、お金に変わるのは遅いけど、製品とかは売るものだから、お金に変わるのが早いってことか。

そのとおり。キャッシュに変わるのが早いか遅いかを判断するとき、基本的には決算日から1年以内にキャッシュに変わるかどうかで分けてる。決算日ってわかるよね?

 
 
 

え、わかるよ。もうやったじゃん。

じゃあ、トヨタの決算日ってわかる?

 
 

3月31日!

正解。貸借対照表に書いてあるね。流動資産は、基本的にその日から1年以内にキャッシュに変わるもの。「短期貸付金」って項目あるよね?

 
 

うん、あるね。

 
 
 
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貸付金ってどういうものか覚えてる?

 
 

貸付金は、借入金の反対だから、貸してるお金。まあ、漢字のままだけど。

(笑) じゃあ、貸付金って、どうやったらキャッシュに変わる?

 
 

え? 貸付金自体がお金だよね? お金を貸してるんだよね。

そうだよ。貸付金は、「誰かにお金を貸してる」ってこと。お金があったら使えるけど、貸付金を持っているだけでは、何にも使えないよね?

 
 

ああ、そういうことか。じゃあ、返してもらったらお金に変わる。

正解。貸付金がキャッシュに変わるのは、返済を受けたとき。それで、その貸付金が「短期貸付金」として、流動資産に入ってるってことは、次の3月末までに返してもらう予定ってこと

 
 

すごい! わかりやすい! 1年で切ってるのか。

より正確には、棚卸資産なんかは、1年で切るというよりは、普通に売る予定のものは全部流動資産に入れるけどね。

 
 

そうか。確かに、貸付金みたいに1年で切れないもんね。

ちなみに、「流動資産」には「短期貸付金」が入ってたけど、「固定資産」のほうに似たような項目はないかな?

 
 

あ! 「長期貸付金」ってあるのか聞こうと思ってたら、ほんとにあった!

そうだね。「固定資産」の中に、「長期貸付金」が入ってるね。だから、この会社は、貸付金がいっぱいあって、それを「いつ返済されるか」を基準に「短期貸付金」と「長期貸付金」に分けてる感じだね。

 
 

え? じゃあさー、決算日から1年後より先の将来に返ってくる予定なら、どこまで先でも、全部「長期貸付金」なの?

うん。そうだよ。分類は「短期」と「長期」だけだから、「超長期」みたいなのはないね。

 
 

わかった。

 
 
 
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言葉の問題だけど、「流動」とか「短期」っていうのは、決算日から1年以内にキャッシュに変わるイメージで、逆に「固定」とか「長期」っていうのは、それより先の将来にキャッシュに変わるイメージだね。資産だけじゃなくて、負債も同じ話。借入金で考えたらわかるよね。

 
 

ああ、そういうことか。「短期借入金」と「長期借入金」があるのか。

うん。実際にトヨタの貸借対照表にもその2つは載ってるよ。

 
 

ほんとだ! ありがと。

最後に、貸借対照表では、早くキャッシュに変わる順番に上から並べることになっている。だから、資産を見るときは、流動資産が上、固定資産が下だね。で、貸借対照表の資産の部の一番上は…

 
 

「現金及び預金」だ!

そう。キャッシュそのものだね。じゃあ、今回はここまで。

 
 

はーい。ちょっとまた次回言いたいことがあるんだ。

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