1. HOME
  2. ブログ
  3. こども会計
  4. 第131回 投資有価証券の時価が動くと貸借対照表の純資産も動く

BLOG

こどもCFOブログ

こども会計

第131回 投資有価証券の時価が動くと貸借対照表の純資産も動く

第131回は、上場株式の評価について話します。減損会計の関係で、事業用の固定資産の評価は見たので、それとの対比で金融商品の評価も考えていきたいと思います。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん。

こども君:小学5年生。 特徴としては、好奇心が強く、語彙は多いほうで、数字を扱うのは得意。ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手だけど、最近は少し落ち着いた。阪神タイガースとFF3のたまねぎ剣士をこよなく愛する普通の男の子。

今日は何の話にする? さっきも日経平均がどうとか、TOPIXがどうとか言ってたけど、株の話にする? こども君、株の話、好きだよね。

 
 

えー? 難しいんだよな。

 
 
 
スポンサーリンク

会社が他の会社の株式を持つことがあるのはもう知ってるよね。

 
 

うん、知ってるよ。

じゃあ、会社が他の会社の株式を持ってる状況を考えよう。「持たれてる会社」の側じゃなくて、「持ってる会社」の側を考える。

 
 

はい!

会社が株式を持っているときに、その株式が上場しているとする。これもわかるよね?

 
 

うん、わかるよ。上場している会社の株を持ってるってことだよね。

そう、そう。上場している会社の株式だから、「時価」というか、価格が動くよね。市場で取引されているから。

 
 

そういう話もしたよね。市場が開いていれば、リアルタイムで動くとか。

 
 
 
スポンサーリンク

OK。じゃあ、会社がそういう上場株式を100円で買ったとする。そうすると、お金が100円出て行って、株式が100円分入ってくるよね。その株式を「有価証券」とか「投資有価証券」って呼んだりするけど。

 
 

うわー!

どうした?

 
 

有価証券って、何か嫌なんだ。いつもよくわからなくなる。

じゃあ、株式と考えていいよ(笑) その株式を買ったら、貸借対照表では、お金100円が投資有価証券100円に変わる。これはいいよね?

 
 

うん。そんなに確認しなくていいから、どんどん進めて。

はい(笑) じゃあ、その100円は、お金で持っている分には価値は100円のままだけど、投資有価証券、つまり、株式に変わったら、価値が変動するよね?

 
 
 

うん。すごい動くよね。

じゃあ、どこか1時点、例えば、3月末とするけど、その株式の価格が市場で150円になってたとする。

 
 

うわー、すごいじゃん。すぐに売ったほうがいいな。

利益確定早いな。まあ、いいけど、貸借対照表では、もともと投資有価証券を100円で載せてたよね。これってどうしたらいい?

 
 

変えたほうがいいと思うけど、株価が変わるごとに変えたら大変だよね。

ああ、投資有価証券を150円にしたほうがいいけど、毎日そんなことはできないってことね。

 
 

そう! あ、じゃあ、1か月とかで切って金額を変えていくのかな?

それはいいかもね。ルールとしては、決算のときにやることになってるね。例えば、1年に1回とか、3か月に1回とか。いずれにしても、こども君のイメージでいいよ。

 
 

それだったらできるね。

 
 
 
スポンサーリンク

うん。「時価評価」って呼ぶけど、そういう作業を定期的にやる。だから、このケースでは、投資有価証券の100円を時価の150円に置き換える。このとき、50円ってどうなる?

 
 

えー、どうなるんだろ?

貸借対照表でいったら…

 
 

左側の資産が100円から150円に増えるよね?

そのとおり。

 
 

だから、右側がどうなるか聞くんでしょ?

(笑) じゃあ、答えて。

 
 

負債は動かないから、純資産が増えないとダメだよなー。

正解。じゃあ、純資産の中の何が増える?

 
 

利益剰余金!

利益剰余金が増えるってことは、基本的に損益計算書で利益を出してるってことだよね? 50円の利益は出してもいいのかな? これはちょっと長くなりそうだから、また次回ね。

 
 

利益剰余金じゃないってことか…

めざせ!こどもCFOブログの目次はこちら

 
 
 
 

関連記事

こどもCFOブログ|記事一覧

こどもCFOブログ|アーカイブ

佐和周のブログ

スポンサーリンク