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第138回 子会社株式及び関連会社株式はなぜ時価評価しないのか

第138回は、子会社株式及び関連会社株式の意味合いが理解できたところで、その評価について考えます。端的には、なぜ時価評価しないのか、その理由について議論します。

だいぶ長くなったけど、最初に「子会社」、次に「関連会社」のことを見てきたよね。

 
 

うん。

ある会社が別の会社の株式を50%超とか、20%以上とか、持っている場合だね。

 
 

別の会社に株式を50%超持たれたら、それが「子会社」。20%以上持たれたら、それが「関連会社」。

 
 
 
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そのとおり。じゃあ、株式を持っている会社のほうを考えて。子会社とか関連会社の株式を持っているほう。そういう会社が持っている、その株式が「子会社株式及び関連会社株式」。これは有価証券の保有目的の4つ目。あとの3つ、覚えてる?

 
 

えーっと、「売買目的」だった? 「売買目的有価証券」。それと、「その他有価証券」。これで2つか。あとは… あ、そうだ。「満期保有目的」。「満期保有目的の債券」。

正解。で、最後が「子会社株式及び関連会社株式」だね。子会社株式とか関連会社株式にも時価があったりするけど、仮に時価があるとして、それが変動したときには、どうしたらいいと思う?

 
 

貸借対照表でいうと、左側の資産の話だよね?

そうだよ。子会社株式を例に使おうか。いま上場会社の株式を買って、その会社を子会社にした。買ったときは100円。でも、決算のときになってみたら、時価が150円になってた。貸借対照表では、100円のままにしておく? それとも150円にする?

 
 

150円にするんじゃないの?

不正解です。

 
 

えー

「子会社株式及び関連会社株式」は、取得原価のまま。買ったときの値段だから、100円のままだね。どうしてかわかる?

 
 

あー、間違えたー

 
 
 
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間違えたことは別にいいんだよ。小学5年生に、子会社株式及び関連会社株式の評価についての知識は求めてない。

 
 

えー、何でだろ。確か満期保有目的の債券も時価評価しなかったよね。それと関係あるの?

満期保有目的の債券の場合、保有期間中に時価が変動しても、あまり関係なかったよね?

 
 

うん。どうせ売れないというか、売らないからね。

そうだね。利息と償還のときのキャッシュ・フローを目的に投資しているから、時価変動は関係ないよね。満期保有目的の債券が時価評価されないのは、そういう理由かな。そういう意味では、子会社株式及び関連会社株式を時価評価しない理由とは、ちょっとだけ違いそうだよね。

 
 

そうだよなー

 
 
 
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じゃあ、ヒント。固定資産って、何で時価評価しなかった? 何のために固定資産に投資する?

 
 

ビジネスをするため!

うん。そういう事業投資は、ビジネスのためだから、固定資産はそれを使うことで…

 
 

利益を生むのか。だから、売るための資産じゃない。それで時価は関係ないのか。

そうだね。ちょっと難しい言い方をすると、時価の変動が投資の成果じゃないってことかな。

 
 
 

ああ、そういうことか。うまいこと言うね。

ありがとうございます(笑) 子会社株式及び関連会社株式もそれと同じ考え方かな。子会社がわかりやすいけど、親会社は子会社を「通じて」ビジネスをしてるよね。自分でやってもいいけど、一部の事業を子会社にやらせるとか。だから、持っているのは株式だけど、その先には子会社の事業がある

 
 

だから、子会社の株式を売るんじゃなくて、子会社に事業をやらせて、利益を稼がせるってことだね。

そのとおり。だから、子会社株式及び関連会社株式も、事業投資と同じで、時価評価せず、取得原価のままで貸借対照表に載せておく。時価の変動を投資の成果とは捉えないという意味では、満期保有目的の債券と似た部分はあるかもしれないけどね。

 
 

うーん。ちょっと違う気はするけど、まあそうだよね。

すみません。。。 じゃあ、今日はここまで。難しい話だったけど、よく付いてこれたね。

 
 

すごいでしょ!

(苦笑)

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