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第133回 その他の包括利益っていうなら、その他「の」有価証券のほうがいいよ

第133回は、投資有価証券の含み益の処理の仕方として、その他の包括利益の考え方を話します。こども君は、「その他有価証券」には「の」が入らないのに、「その他の包括利益」には「の」が入ることが気になって仕方ないようです。

前回は、100円で買った投資有価証券の時価が150円に値上がりしたときに、投資有価証券を100円から150円に置き換えたら、貸借対照表の右側がどうなるかという話をしてた。こども君は、純資産の中に引当金みたいなものを作ればいい、って言ってたよね。

 
 

うん、そう思ってるよ。

ちなみに、引当金というのは、将来の費用とか損失に備えるものだから、含み益みたいなものに対しては使わない表現だね。でも、発想としてはそれで正しい。

 
 

やった!

 
 
 
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(笑) 実際には、その50円の含み益部分は、「その他の包括利益」という形で処理する

 
 

包括利益? 何それ?

いや、「その他の」包括利益。

 
 

わはは。

その前にちょっと整理しておくと、まず、貸借対照表の左側では、投資有価証券は時価の150円にしたい。貸借対照表を見ている人はそれを知りたいからね。

 
 

うん。もうわかってるよ。

(笑) その場合、貸借対照表の右側も50円増やさないといけない。負債は動かないから、純資産が増える。でも、一方で、利益はまだ出せない。確定してないから。そうすると、利益剰余金も増やせない。だから、その代わりに「その他の包括利益」というものを出して、純資産を増やす感じだね。

 
 

うん、それはよくわかった。でも、「その他の」とか、「包括利益」とか、それも説明して。

 
 
 
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まず、包括利益には、普通の利益が含まれる。普通の利益をちゃんと言うと、「当期純利益」だね。でも、包括利益には当期純利益以外のものがあって、それが「その他の包括利益」

 
 

じゃあ、「包括利益=当期純利益+その他の包括利益」ってこと?

そのとおり。確認の仕方がなかなかうまいね。

 
 

でも、結局全然わからない。

そうだよね(笑) 「包括」っていうのは、「全体をまるっと」という感じ。それが包括のイメージ。だから、当期純利益もそこに含まれるし、それ以外のものも入ってる。それ以外のものが、「その他の包括利益」で、損益計算書は通さないけど、純資産を増やすもの。

 
 

じゃあ、その他の包括利益ってどんなもの?

だいたい資産とかを時価評価した時の含み益みたいなものかな。まだ確定してないから、利益としては出せないけど、資産は時価評価されるから、それに合わせて純資産を増やしておくもの。

 
 

ああ、そういうことか。

 
 
 
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で、そういう評価をする有価証券を「その他有価証券」って呼ぶ。

 
 

え? その他? またその他? その他の有価証券?

いや、「その他」有価証券。

 
 
 

その他「の」包括利益なのに? その他の有価証券じゃないと気持ち悪い。

ごめん、ごめん。その気持ちはちょっとだけわかる。ややこしいよね。「その他」の意味を考える前提として、会社が持っている有価証券は、その保有目的によって4つに分類される

 
 

その4つって何?

それは次回話す。でも、その中の1つに「その他有価証券」というものがある。その他有価証券は、時価評価するけど、その評価益は損益計算書を通さない。代わりに、「その他の包括利益」として、その累計額を貸借対照表の純資産の中に入れる。これが今日までの話。いいかな?

 
 

はい! じゃあ、「その他有価証券」と「その他の包括利益」、覚えとく。

どっちに「の」を入れるかも、ちゃんと覚えてといてね。じゃあ、今回はここまで。

 
 

わはは。

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