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第129回 工場の減価償却費は棚卸資産になって、最後に売上原価になる

第128回は、そもそも工場の減価償却費がどうやって損益計算書に表れてくるかを確認します。これがわからないと、減損損失と減価償却費の関係がちゃんと理解できないと思うので。

前回の話は、減損した工場で作った製品の製造原価が360円になって、減損する前の工場で作った製品の400円よりも安くなった。で、こども君が混乱した。

 
 

何でなんだろ?

 
 
 
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そもそも工場の減価償却費って、いつ損益計算書に出てくる?

 
 

え? どういうこと?

いや、そのままなんだけど、まず工場を建設するのに土地や建物が必要だよね。あと設備とか。

 
 

うん。お金はそのときに出ていく。

話が分かったみたいだね。だから、キャッシュ・アウトフローはその時点。

 
 

それはわかる。じゃあ、費用にするときだよね?

そうだね。それがいつかを聞いてるんだよ。減損損失なら、その減損損失が計上されたときに損益計算書に出てくるよね? こども君は特別損失って言ってたけど。

 
 

うん。え? 減価償却費は違うの?

減価償却費って、そのまま損益計算書に出てくるかな? 今話してるのは、工場の減価償却費だよ。本社の減価償却費じゃないよ。

 
 

えー? ちょっと待って。そうか。工場は違うのか。

 
 
 
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工場の減価償却費って、どうやって処理するんだった?

 
 

処理って?

何かに含めて処理したよね? 何に入れた?

 
 

前回の話だよね? それだったら、原材料費と人件費と一緒に… あれ? 何だっけ?

「製品」かな? 買ってきたものが商品で、作ったものが製品。どっちも棚卸資産だよ。

 
 

ああ、そうだね。

それはわかるのか? じゃあ、製品って、貸借対照表と損益計算書のどっちに出てくる?

 
 

それは貸借対照表だよ。左側に載る。

正解。じゃあ、減価償却費が製品の原価になったら、それは貸借対照表に行ってるよね。つまり、損益計算書には行ってない

 
 

ああ、そうなるの?

うん。そうなるよ。原材料についても同じ。買ってきたときは「原材料」として棚卸資産。でも、工場で製品を作るのに使うと、それは原材料「費」になる。でも、まだ損益計算書には行かない。なぜなら、「製品」という別の棚卸資産の一部になるから。

 
 

わかった!

 
 
 
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じゃあ、減価償却費が「製品」という棚卸資産に姿を変えるのもOKだよね?

 
 
 

ああ、そうなるね。

もっと言うなら、もともとは固定資産だよね。それが減価償却費を経由して「製品」という棚卸資産に姿を変える。でも、まだ費用にはなっていない。だから、損益計算書には反映されない。じゃあ、いつ損益計算書に出てくる?

 
 

売ったとき! 製品を!

正解。よくわかったね。結局、減価償却費はその製品の売上原価の一部になる。図で描くと、こんな感じだね。

 
 
 

ああ、そういうことか。よくわかった!

じゃあ、今回はここまで。

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