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第125回 減損の兆候から、減損損失の計算まで、めっちゃ長かったね

第125回は、減損損失の計上までのプロセスを再確認し、固定資産の回収可能価額を考えるときに、正味売却価額と使用価値の高いほうを取る理由なども考えます。

前回の話をまとめると、減損処理は、帳簿価額を「回収可能価額」まで減額すること。で、その減額の結果として出る損失が減損損失「回収可能価額」っていうのは、資産の「正味売却価額」と「使用価値」のうち高い方の金額。全部OKかな?

 
 

うん、大丈夫。

 
 
 
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じゃあ、最後にここまでの流れの確認。まず、「減損の兆候」があるかどうかをチェックする。営業赤字とかが減損の兆候の例だったよね。

 
 

うん、うん。だいぶ前の話だね。まあまあ最近だけど。

どっち(笑) で、減損の兆候があれば、次は「減損損失を認識するかどうか」を考える。このときは、固定資産の帳簿価額と何を比べるんだった?

 
 

え?

いま、お父さんがそのまま喋りそうだったから、気を抜いてたね。

 
 

わはは。割引前のキャッシュ・フロー!

正解。割引前の将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額より小さかったら、減損損失を認識するんだよね。でも、これは変な判定だという話もした。足し算するなら、現在価値とか、時点を揃えてから足し算しないと気持ち悪いもんね。

 
 

うん。割引前のキャッシュ・フローでも回収できないくらいだったら、絶対減損してるって言ってた。

 
 
 
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そのとおり。よく覚えてるね。

 
 

あのさー、今日は疲れてるんだけど、もうまとめてるから、もうすぐ終わるってことでしょ?

そうしよう(笑) で、その判定で、減損損失を認識することになったら、今度は回収可能価額を計算する。回収可能価額は「正味売却価額と使用価値のうち大きいほう」だったね。なぜ大きいほうを選ぶ?

 
 

どういうこと?

お、ここで躓くか。ケーキ屋さんは選べたんじゃなかったっけ?

 
 

うん、選べる。固定資産を売ってもいいし、使ってお金を稼いでもいい。

だから、ケーキ屋さんは、より多くのお金を回収できるほうを選ぶはず。実際にどうするかは別にして、合理的に行動するならね。だから、回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のうち大きいほうになる。

 
 

「合理的に行動する」っていうのは、正味売却価額のほうが高いのに、ケーキ屋さんを続けてキャッシュ・フローを回収しようとしないってことだよね? お店に愛着があっても。

そのとおり。正味売却価額が高ければ、どれだけお店が大事でも、さっぱりと売ってしまう。使用価値が高ければ、働くのがしんどくても、お店を続けてキャッシュ・フローを稼ぐ。これが合理的な行動の意味合いだね。

 
 

わかった。でも、「合理的に行動する」っていうのは、「普通そうなる」という意味とは違うの?

ちょっと違うね。「感情に関係なく、損得を考えて、より得するほうの選択肢を選ぶ」ってイメージかな。

 
 
 

ああ、そういう意味か。ただ損得だけを考えて行動するってことだね。

そのとおり。でも、実際にケーキ屋さんがどうするかはわからないよ。あくまでも、固定資産の回収可能価額を考えるときに、正味売却価額と使用価値の高いほうを取る背景には、たぶんそういう合理的な行動が想定されてるだろうってこと。

 
 

うん。よくわかった!

じゃあ、今回はここまで。これで減損損失の計上までの流れもつかめたね。

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