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第124回 減損損失はすぐ計算できるけど、回収可能価額ってややこしいね

第124回は、減損損失の測定の際の回収可能価額が「正味売却価額と使用価値のどちらか高い方」になるという点について、その背景を含めて考えてみたいと思います。

前回は、使用価値と正味売却価額の話をしたよね。

 
 

うん、固定資産を使うか、固定資産を売るか、って言ってた。

そうだね。で、使用価値を計算してみたら4,985万円だった。でも、不動産屋さんに聞いたら、正味売却価額は6,000万円だったことにした。固定資産の帳簿価額が1億円だったから、減損損失は4,000万円だった。これでいいかな?

 
 

うん。もう減損損失まで計算したから、これで終わりでしょ?

 
 
 
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(笑) そうだね。でも、用語だけ確認させて。減損処理は、帳簿価額を「回収可能価額」まで減額すること。その減額の結果として出る損失が減損損失。このケースだと、帳簿価額が1億円で、回収可能価額が6,000万円だったから、1億円を6000万円まで減額して、減損損失は4,000万円だった。回収可能価額って何かわかる?

 
 
 

あのさー、ずっと気になってるんだけど、価額って「かがく」っていうの?

そう。金額のことだね。価格と一緒と考えていいよ。

 
 

価格は「かかく」だよね?

そうだよ(笑) 一応は区別してね。で、回収可能価額って何?

 
 

回収可能価額は6,000万円だったんだよね。じゃあ、正味売却価額と同じだなあ。

そうだね。じゃあ、仮に使用価値が正味売却価額より高かったらどう? 使用価値が8,000万円で、正味売却価額が6,000万円。このとき、回収可能価額っていくらだと思う?

 
 

使用価値って、固定資産を使って得られる価値だよね? 将来キャッシュ・フローの割引現在価値みたいなやつ。

それは正しいよ。だったら、このときの固定資産の回収可能価額はいくらかな?

 
 

さっきは正味売却価額と同じだったよね。今回は違うってことか。

固定資産の帳簿価額を回収する方法って何があった?

 
 

さっき言ったじゃん。事業用の固定資産なら、使って回収するか、売って回収するか。

 
 
 
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そうだね。今考えている例は、使って回収できるのは8,000万円。売って回収できるのは6,000万円。ケーキ屋さんはどうするかな?

 
 

使って回収したほうがいい。

じゃあ、1つ前の例だと、使用価値は4,985万円だったから、使って回収できるのは4,985万円だったね。売って回収できるのは、正味売却価額だから、6,000万円。この場合、ケーキ屋さんはどうする?

 
 

売って回収する。

本当に売るかどうかは別だけどね。単なる仮定計算だから。じゃあ、回収可能価額って、使用価値にもなるし、正味売却価額にもなるよね?

 
 

あ、そうか! 大きいほうを取ればいいのか。

正解。「回収可能価額」っていうのは、資産の「正味売却価額」と「使用価値」のうち高い方の金額だね。

 
 

そうやって言ってもらったら、よくわかる。

でも、いきなり言ってもロジックがわからないよね。ケーキ屋さんが合理的に行動する前提があるってことは知っておかないといけないもんね。

 
 

確かにそうだ。

じゃあ、今回はここまで。次回はちょっとまとめよう。長い話だったし。

 
 

疲れたー。

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