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第120回 割引現在価値は大事だから絶対に覚えておいたほうがいいよ

第120回は、割引現在価値の意味合いを再確認します。割引率が5%なら、20年後の500万円の現在価値は約188万円で、数字を見るときには、こういう感覚を持っておくことが大事だということを伝えます。

前回は、「20年後の500万円」の現在価値を計算しようとしたところで終わったよね。

 
 

うん、いきなりだと難しいから、順番に計算していくことになってた。

そうだね。じゃあ、まずは手始めに、1年後の500万円と2年後の500を現在価値に直してみて。割引率は5%にしよう。

 
 

1.05ってことか。

そう。いまさらっと「割引率」って言ったけど、現在価値に戻すときに使う率のことだね。さっきの金利みたいなもの。あ、計算結果まではいらない。式だけでいいよ。

 
 

えーっと、1年後のは、「500万円÷1.05」で、2年後のは、「500万円÷1.05÷1.05」

正解。計算機で計算すると、1年後の500万円の現在価値はだいたい476万円くらいで、2年後の500万円の現在価値はだいたい454万円くらいだね。だから、これが20年続いても、1億円は回収できない

 
 
 

(しばし無言) 20年後の500万円の現在価値は188万円くらい!

 
 
 
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指を折りながら勝手に計算機をいじってると思ったら、それを計算してたのか。珍しく黙ってるから変だと思った。ちょっと待って。エクセルに計算させてみる… あ、合ってる(笑)

 
 
 

やったー! じゃあ、今回はここまでです。

(笑) いや、そういうゲームじゃないから。でも、現在価値ってすごいよね。20年後の500万円は今の価値でいうと188万円だから、500万円の4割もないよね。もちろん、割引率が5%だからそうなるんだけど。

 
 

ほんとだ。確かに。すごく減るんだね。

うん。だから、「今の500万円と20年後の500万円を足して、合計1,000万円」っていうのは、すごく変なことだよね。「今の500万円と足すなら、今の188万円」だからね。

 
 

現在価値の考え方がよくわかった。だから前に現在価値の話をしたのか。

 
 
 
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そうだね。退職給付引当金のところでも出てきたけど、こういう現在価値というか、「割引現在価値」の話はよく出てくる。会計の割引現在価値の話は「なんちゃって」だけど、割引現在価値はもっといろんな分野で使うよ。

 
 

うん、この考え方は何にでも使えそう。

そう、そう。お金の話はだいたい現在価値を考えないといけないから、ほんとによく見かけると思うよ。だから、この考え方はしっかり覚えておいて。

 
 

はーい!

ちなみに、上のエクセルの計算結果を見ると、「将来価値」という行の合計は1億円だよね。10,000万円だから。これは割引前のキャッシュ・フローで計算したもの。減損損失を計上するかどうかの判断に使ったよね。

 
 

うん、そうだね。

少し前だけど、ケーキ屋さんが持っている事業用の固定資産が1億円だと仮定した。そうすると、この場合は減損損失を認識しなくていいよね? 割引前のキャッシュ・フロー合計と比べるから。

 
 

ルールとしては、そうなるんだよね。でも、現在価値で見たら、6,000万円ちょっとだから、1億円は回収できない。なのに、減損損失は認識しなくていいの?

いいところに気が付いたね。日本はそういうルールになってる。ちょっと変なルールだと思うけどね。会計の話は、会計基準というルールがあって、そこに書いてあることはちょっと変でも、それに従わないといけない。だから、みんなちょっと「変だなあ」と思いながらやってることはあるよ。大人だからね。

 
 

変なの。

納得いかないよね。じゃあ、もうちょっと説明するよ。でも、長くなるから、次回に回そう。

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