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第119回 現在価値がわかると、1年後のCFと2年後のCFは足し算できなくなる

第119回は、減損損失の測定の話に入る前に、現在価値の話を復習します。「減損損失を認識するかどうか」の判断では、割引前キャッシュ・フローを使いますが、それって変な話ですよね。そのあたりも確認したいと思います。

最近は固定資産の減損の話をしてるよね。

 
 

うん。ここまでは全部分かった。分からないことはない。

すごいね。分かってるなら大丈夫だと思うけど、最初に話したのは、「減損の兆候」の判断。営業赤字とかの話をしたよね。で、次が「減損損失を認識するかどうか」の判断。これは、固定資産の帳簿価額を、将来20年以内のキャッシュ・フローで回収できるかどうかでチェックした。OKかな?

 
 

OK!

 
 
 
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前回の例では、ケーキ屋さんについて、5百万円くらいのキャッシュ・フローが20年くらいは続きそう、だから、1億円は回収できそうって話をしたよね。

 
 

うん、覚えてるよ。

でも、「500万円×20=1億円」って、変な計算だよね。

 
 

単位が片方だけに付いてるから?

(笑) いや、そういうことじゃない。じゃあ、「500万円/年×20年=1億円」でもいいよ。この500万円って、将来のキャッシュ・フローだよね。1年後とか、2年後とか。

 
 

うん。そうだけど、それがどうして変なの?

いや、1年後に入ってくる500万円と2年後に入ってくる500万円って、普通に足し算できるのかな?

 
 

うん? もしや…

何?

 
 

算数のお勉強かなと思った。

(笑) そういうことじゃない。別に算数を教えるつもりはないよ。

 
 

あれ? じゃあ、前のお話に関係する?

うん。関係するよ。

 
 

現在価値!

 
 
 
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正解。よくわかったね。そうなんだよね。お金の価値は、将来に行けば行くほど小さくなるよね。

 
 

同じ1万円でも、今の1万円は来年の1万100円になるとか、そんな話だったよね。だから、来年の1万円は今の1万円より価値が低い。

そう、そう。それが現在価値の考え方。同じように考えると、1年後に入ってくる500万円のほうが、2年後に入ってくる500万円より価値が高い

 
 

2年後には505万円だから?

金利が1%ならね。より正確に言うなら、1年後の500万円はすでに将来価値だよね。現在価値じゃない。でも、それがさらに1年進むと、505万円になる。逆に、2年後の500万円を1年分だけ戻したければ、500万円÷1.01で計算すればいいよね。×1.01の逆。

 
 
 

ああ、そうだった。

 
 
 
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でも、そもそも事業用の固定資産の帳簿価額は、今持っている金額だよね?

 
 

うん。昔払ったお金かもしれないけど。

そうだね。だから、ほんとは1年後の500万円も、2年後の500万円も、20年後の500万円も、現在価値に直さないと、帳簿価額との比較はできないよね?

 
 

確かにそうだ。20年後の500万円なんか、すごく小さいよね。

じゃあ、どれくらい小さくなるか、一緒に考えてみようか。でも、いきなり20年後だと大変だから、次回に回して、順番に考えよう。

 
 

はーい! これは面白そう。

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