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第115回 減損の話の前に、事業用の固定資産はそもそもどうやって評価されてるの?

第115回は、こども君がずっと知りたがっていた、固定資産の評価の話に入ります。まずは、金融商品などとの対比で、事業用の固定資産の性質自体を考えていきたいと思います。

ここまで、資産の評価の話で、棚卸資産の評価を見てきたよね。で、それは売掛金の評価、裏返すと貸倒引当金の設定と同じような話だった。いいかな?

 
 

うん。

で、こども君は、ずっと固定資産の評価のことが気になってるよね? だから、棚卸資産の評価を話した後に、話す約束だった。

 
 

そうだね。減価償却した後の金額で評価するかと思ってた。

うん、それで正しいよ。基本は減価償却した後の金額だね。でも、前にちょっとだけ話したけど、状況によっては固定資産が「減損」したりする。そうすると、会社は「減損損失」というものを認識しないといけない。

 
 

「減損損失」って、すごい言葉だね。減ったり、損したり、失ったり。

「損」が2つもあるもんね。だから、会社の経理の人は、「減損損失」って言葉が嫌いだよ。経理の人に「減損損失!」とか言っちゃだめだよ。

 
 

わはは。

一番言っちゃいけないのは、「のれんの減損」なんだけど、それはまた先のほうで話そう。

 
 

それ、知ってる!

え?

 
 

お父さんが前に書いてた。

 
 
 
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仕事でね。でも、それを思い出すとしんどいから、今日は普通の固定資産の減損の話をしよう。

 
 

はーい。

まず、減損の前段階のそもそもの話だけど、普通の事業に使う固定資産って、値上がりを期待して持ってるわけじゃないよね? それはわかるかな?

 
 

値上がりってどういうこと?

例えば、ケーキ屋さんがお店用の土地とか建物の不動産を持っていたとする。その場所自体の人気が上がって、みんなそのあたりに不動産が欲しいと思ってる。そうすると、不動産の値段は上がるよね?

 
 
 

ああ、そういうことか。

でも、ケーキ屋さんは、「このお店の土地や建物が値上がりしそうだ」と思ってお店を持つわけじゃない。ケーキ屋さんの事業に使って、つまり、その場所にお店を持って、ケーキを売ることで、利益を出そうとしている。そうすると、ケーキ屋さんにとっては、お店を続ける限り、その土地や建物の値段は重要じゃない。

 
 

それはよくわかるよ。

そういう意味では、会社にとっての事業用の固定資産は、株式投資みたいなものとは違うよね? 株式投資は株価が上がりそうな株式を買うもんね。

 
 

ああ、そうだね。ケーキ屋さんは「値段が上がりそうな土地」じゃなくて、「お店にピッタリな土地」を探すもんね。

そう、そう。だから、事業用の固定資産は、そもそも株式投資みたいな金融商品とは性質が違う。ここが重要なポイント。

 
 

OK、わかったよ。

 
 
 
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だから、事業用の固定資産は、まず買った値段を基礎として評価する。「取得原価」だね。でも、こども君が言っていたように、減価償却をするから、その減価償却を引いた金額で評価される。これが減損を抜きにした話。ここまでは大丈夫かな?

 
 

うん、よくわかるよ。

でも、例えば、ケーキ屋さんがお店に使っている土地と建物を考えてみると、そのお店が全然流行ってなかったらどうかな? そのお店は損ばかり出している。このとき、土地とか建物は減価償却後の金額で評価したままでいい?

 
 

え? どういうこと?

棚卸資産の評価とか、売掛金の評価みたいに、評価をし直さなくていいかってこと。この話はちょっと長くなるから、今回はここまでにしようか。

 
 

うーん。全然流行ってなかったらどうなるんだろ…

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