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第109回 貸借対照表と損益計算書は利益剰余金でつながっている

第109回は、前回の続きで、貸借対照表と損益計算書が利益剰余金を通じて連動していることを再度確認します。今回の題材は賞与引当金ですが、前回の未払費用の話と大差ないことは理解できたようです。

前回の続きだけど、確か未払費用を計上したときの図を描きたいんだったよね?

 
 

うん。ちょっと描いてみる。あ、負債の「債」が書けない。

っていうか、利益剰余金も「利」で止まってるじゃん。

 
 
 

あ、こうだ。

「益」もまだ学校で習ってないの?

 
 

まだ習ってない。習ってなくても書けたほうがいいけどね。

そう言われそうだから、自分で言っといたわけだね。守備力高いね。

 
 

わはは。

描いてくれた図はそれで正解。で、負債は「未払費用」ってことだよね?

 
 

うん、そうだよ。

 
 
 
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これって賞与引当金を計上したときも同じ感じになるけど、わかるかな?

 
 

ボーナス! え? あ? そうか。事業年度が切れるときに賞与引当金を計上するからだよね? それならわかるよ。

そう。賞与引当金を計上するのは期末だから、そのときに費用が計上される。

 
 

「期末だから」っていうのは習ってない。

習う(笑) ごめん、「期末」っていうのは、「決算日」ってこと。

 
 

それならわかる。前に「期末日」って言ってから、それと同じことだろうとは思ってたよ。

ごめん、ごめん。そのとおり。確認すると、前に話したのは、1月~6月の6か月間で、みんながどれだけ頑張ったかに応じて、7月に賞与を支払うパターン。実際に7月にどうなるかはわからないけど、とりあえず3月末に見積もって賞与引当金を計上しておく。

 
 

うん。引当金がそういうものっていうのも覚えてる。

OK。これも前に話したけど、1月~6月まで働いた分の賞与60万円を7月にもらえそうな人がいたら、3月末の決算では、とりあえず賞与引当金をいくら積んでおけばいいんだっけ?

 
 

半分だから30万円。

正解。「1~3月の3か月」が「1~6月の6か月」の半分ってことだね。そのときに費用は計上される?

 
 

3月末に、ってことだよね? うん、計上されるよ。賞与引当金だよね?

え? 賞与引当金は負債だよ。だから、それは貸借対照表の話。

 
 

それはわかってるよ。1月から3月までの分だけ計上されるよね?

どこに? 何が?

 
 

損益計算書に費用が。「賞与」って出てくるのかな?

ああ、わかってるのか。そんな感じでいいよ。「賞与引当金繰入額」とか言ったりするけど、ちょっと長いしね。だから、損益計算書で賞与が30万円分計上されて、それが利益や利益剰余金を同額だけ減らす。一方で、賞与引当金は負債に入るから、負債が30万円分増えるで、貸借対照表の右側は合計で見ると動かない。

 
 

ああ、そうだね。

 
 
 
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今の話、未払費用を計上したときと同じだよね?

 
 

あ! ほんとだ! 右側の中身だけ動く感じ。合計は変わらない。

そのとおり。イメージしておいてほしいのは、損益計算書が動くってことは、貸借対照表の右側が動くってこと

 
 

それ言おうと思ってた!

そうか。じゃあ、よかった。貸借対照表と損益計算書は別々に考えてきたけど、実はこの2つはリンクしてるってことだね。で、どこでつながっているかというと、貸借対照表の右側。もうちょっというと、負債じゃなくて、純資産。で、その中の利益剰余金だね。

 
 
 

「利益」「剰余金」!

 
 
 
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切れ目を覚えたんだね。漢字も覚えておいてね。ちなみに、逆からみると、貸借対照表を見て、利益剰余金が増えてたら、それはたぶん損益計算書で利益が計上されたってこと

 
 

そうだね。貸借対照表を見れば、利益が計上されたかわかるってことだ。

うん。そのイメージでいいよ。実際には、会社が配当を払うと、費用は計上されずに利益剰余金が減るから、そのあたりも考慮しないといけないけどね。でも、今は漠然と、「貸借対照表と損益計算書は、利益剰余金のところでリンクしている」という感覚だけ、ちゃんと持っておいてね。

 
 

はい! 確かに配当のところはそうだね。

うん。じゃあ、今回はここまで。

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