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第108回 貸借対照表はどうやってバランスするか?

第108回は、貸借対照表と損益計算書が利益剰余金を通じて連動していることを確認します。題材としては、費用の計上を使って、支払済みのケースと未払いのケースに分けて考えていきます。

前回は、「3月決算の会社が3月の初めにお金を100円持っていて、3月中にその月の給料100円を払った」パターンと、「同じ状況で、3月分の水道光熱費100円を4月に払うことになったから、3月に未払費用を計上した」パターンの話をした。これがちょっと難しかったんだよね?

 
 

うん。そう、そう。

じゃあ、ちょっと図を描いて比べてみよう。まず、給料のほうはこんな感じ。

 
 
 

ああ、これはわかりやすい。

 
 
 
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そうだね。費用が計上されて、支払いも行われているからね。次に水道光熱費のほうはこんな感じ。

 
 
 

損益計算書は一緒だね。

そうだね。水道光熱費は未払いだけど、費用は計上されているからね。

 
 

でも、貸借対照表のほうはちょっと違ってる。お金が100円のままだ。

そうだね。費用は計上されているけど、未払い、つまり、お金は払っていないからね。貸借対照表を見ると、左側にお金が100円あって、右側に未払費用が100円ある。つまり、資産と負債が両方あるってこと。「両建て」って呼ぶけどね。これっていつ消える?

 
 

え? お金を払ったら消えるんじゃないの? お金はゼロになるし、未払費用も消えるはず。

正解。4月に入って、3月分の水道光熱費を払ったら、両方消えるね。

 
 
 

うん、わかる。

 
 
 
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じゃあ、ちょっと話を変えるけど、給料を払ったときに、貸借対照表でお金が100円減ったよね? だから、貸借対照表の左側は100円減った。貸借対照表は左右がバランスしないといけないけど、右側はどうなったかわかる?

 
 

あれ? 貸借対照表はバランスしないといけないよね。給料を払ったんだから…

損益計算書は100円の損失だよね? そういう利益とか損失が積もったものが、貸借対照表に載っていたような気がするけど。

 
 

あ! 純資産の中の「利益剰・余金」。

正解だけど、切るところ変だよ。「利益」「剰余金」ね。「剰余」っていうのは、余ってるってこと。

 
 

そのままなのか。

さっきは分かってなさそうだったけどね。

 
 

うへへ。

で、利益剰余金はどうなる?

 
 

利益剰余金も減る

そうだね。だから、給料を払ったときは、損益計算書で100円の費用が計上される。で、それが利益を100円減らす。そうすると、貸借対照表のほうで利益剰余金も100円だけ減る。給料を払うことでお金は100円減るから、左側の資産と右側の純資産が両方100円ずつ減って、また貸借対照表はバランスする。いいかな?

 
 
 

うん。よくわかった。

 
 
 
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じゃあ、水道光熱費を「未払計上」したときは?

 
 

未払計上って?

未払費用として計上するってこと。

 
 

負債が100円になる。利益剰余金が100円減る。その2つが入れ替わるみたいな形になるね。そうじゃないとバランスしない。

正解。今度は貸借対照表の左側は動かないよね。お金を払ったわけじゃないから。損益計算書で100円の水道光熱費を計上して、利益剰余金が100円減るのは給料のときと同じ。でも、貸借対照表の右側では、未払費用が計上されているから、貸借対照表の右側も合計で見れば動かない。

 
 

わかった! 図を描きたい。

(笑) ちょっとスペースの関係で次回ね。

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