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第104回 退職給付引当金の前に、そもそも退職給付って何?

第104回は、前回までの現在価値の考え方をもとに、退職給付引当金について議論します。ただ、こども君は退職金自体に興味津々なので、話はなかなか進まなさそうです。

前回までで、現在価値の考え方はわかったよね。

 
 

うん! よくわかった!

じゃあ、その考え方を基礎にして、退職給付引当金について、考えてみよう。

 
 

退職給付って知ってるよ。

え? どこで聞いた?

 
 

ニュースで聞いたことあるよ。

ほんと?

 
 

うん。だいぶ前だけど、退職金かな? その退職金を払うとか払わないとか言ってた。黒川なんとか。

(笑) それか。いきなり政治色が強くなったね。

 
 

わはは。

 
 
 
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うん、でも、その退職金は退職給付の1つ

 
 

あ、じゃあ、退職給付引当金もわかった! えーっと、わかったわけじゃないけど、わかりそう。

(笑) 何で予防線張った?

 
 

あんまり自信がなくなった。何でわざわざ引き当てるのかな? だって、退職しそうな人の給付金…

給付金より、「退職金」のほうが、表現としては自然だよ。

 
 
 

わかった。じゃあ、退職しそうな人の退職金を先に引き当てておくってこと?

そう、そう。だいたいそんな感じ。

 
 

え? ほんとにそうなの? 何でわざわざ引き当てるの?

賞与引当金は何でわざわざ引き当てたんだった?

 
 

事業年度が変わっちゃうから、次の事業年度で払うときの分を引き当ててた。

そうだね。退職金は、次の年度かその次の年度かわからないけど、みんないつかは退職するから、そのときに支払いがある。その分を今、引き当てておけばいいんじゃない?

 
 

え? みんなの分を引き当てておくの? でも…

どうした?

 
 

いや、いい。そうか。退職金もいつか払うから、賞与と同じか。

 
 
 
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そうだね。だいぶ先になるけどね。でも、こども君がさっき言ったみたいに、「退職しそうな人」の分だけだったら、引き当てるのも大変だよね。経理の人が、退職しそうな人を探さないといけない。

 
 

あ、そうか。でもさー、入ったときに… 違う、退職金の額ってみんな同じなの? 給料は頑張った人が多くなるって言ってたじゃん? じゃあ、会社に入ったばかりの人は、いくら退職金がもらえるか、わからないんじゃないの?

いいポイントだね。確かに退職金の額は人によって違う。計算の仕方自体が会社によって違うけど、長く勤めた人や給料が高い人は、退職金の額は相対的に大きくなるね。会社には、「退職金規程」っていうルール・ブックみたいなものがあって、それに従って退職金の額を計算する。

 
 

へぇー。そうなのか。

だから、入ったばかりの人でも、「平均的にいくらもらえそうか」はわかる

 
 

そうだね。平均より多くもらえそうな人と、平均より少なくしかもらえなさそうな人がいて、全体では平均くらいになるってことか。

(笑) それが平均の定義だね。

 
 

わはは。

でも、そういう発想でいいよ。同じ会社に長く勤める人もいれば、すぐに辞める人もいる。給料が順調に上がっていく人もいれば、そうじゃない人もいる。そういうのを全体として平均的に見るって感じだね。

 
 

ああ、そういうことか。

じゃあ、この退職給付引当金に現在価値の考え方が関わってきます。どこに…

 
 

何で? 何で?

それを考えてください。今回はいったんここまでにするね。

 
 

わかった。じゃあ、考えとく。

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