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第100回 賞与引当金って、ほとんど未払費用だね

記念すべき第100回は、賞与のことが分かったこども君に、賞与引当金(未払賞与)の話をします。こども君は何となく、費用の期間帰属のことがわかってきているようです。

前回はボーナス、賞与のことを話したよね。だいたい分かったかな?

 
 

うん。月々の給料と賞与を別に考えるんだった。

そうだね。以前に固定費が重要という話をしたけど、会社にとって、給料みたいな人件費は、基本的に固定費だよね。業績がどうあれ、同じ額を払わないといけない。

 
 

うん。そうだよ。

でも、賞与は業績に応じて支払えばいいから、完全に固定というわけじゃない。売上と連動するわけじゃないけど、業績が良ければ多く支払うし、逆に業績が悪ければ減らすこともできる。だから、会社にとっては、すべての人件費が固定されているよりも、ちょっとラクかもしれないね。

 
 

ああ、そういうことか。

いずれにせよ、会社にとっては、決まった金額を支払わないといけないことはリスクになる。固定のキャッシュ・アウトフローをできるだけ少なくすることが大事かもね。

 
 

うん。

 
 
 
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じゃあ、賞与の話に戻るけど、例えば、夏の賞与を7月に払うとする。で、この賞与は、1月~6月の6か月間で、みんながどれだけ頑張ったかに応じて支払う。

 
 

へぇー、そうやって決めるんだ。

その決め方は会社によって違うよ。前の年の9月~その年の3月までの頑張りに応じて、7月に払うこともある。だから、それは会社がどうやって決めているかによるね。いまは計算上わかりやすいように、そういうことにするだけ。

 
 

わかった。

じゃあ、7月に払う夏の賞与が1月~6月の6か月間に対応してると仮定して。そのとき、3月決算の会社は、3月末ではまだ賞与を払ってないけど、どうしたらいい?

 
 

え? 7月に賞与をもらうんだよね?

 
 
 
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そう。1人の人で考えてみようか。前回と同じで、月々の給料が30万円の人。で、夏の賞与はたぶん2か月分の60万円くらいもらえる。もちろん、6月末になってみないと、会社の業績はわからないから、「まあ、60万円くらいもらえるかな」というレベルのもの。

 
 
 

うん。業績が良かったら、もっともらえるかもしれない?

そうだね。逆に業績が悪かったら、60万円より少ないかもしれない。で、その人が7月の賞与のタイミングまで会社にいれば、平均的に60万円くらいもらえるってこと。これは、会社にとっては費用になるよね?

 
 

うん。月々の給料も費用だしね。

 
 
 
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で、1月~6月まで働いて60万円だとしたら、この60万円って、会社にとってはいつの費用かな?

 
 

お金をもらえるのは7月だよね?

そう。1月~6月まで働いた分の賞与60万円を7月にもらう。

 
 

3月決算の会社で考えていい?

うん、それでいいよ。

 
 

じゃあ、事業年度で考えるってことだね。前の年か後の年か。

そうだね。事業年度が、1月~6月の途中、3月末で切れるね。

 
 

あ! わかった。1月~3月の分、だいたい30万円くらいかな、これだけを3月の決算のときに費用にするで、4月~6月の分、残りの30万円は、次の事業年度の分にすればいいと思う。

正解。それでいいと思う。1月~3月に対応する部分は、7月に支払う賞与のだいたい半分くらいだから、それを費用に計上すればいいね。そういうのを「賞与引当金」とか「未払賞与」とか呼ぶよ。

 
 

3月末ではまだ払ってないからだよね。

そう、そう。7月に払うから、3月末だと未払いの状態。で、「賞与引当金」の「引当金」は、貸倒引当金の「引当金」と同じ。1月~3月の分は、本当はまだ費用として発生してないけど、7月に払うだろうから、それを保守的に引き当てておくってこと。

 
 

ああ、そういう意味なのか。

 
 
 
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じゃあ、賞与引当金や未払賞与は、貸借対照表でどうやって出てくる?

 
 

まだ払ってないから負債! 未払費用みたいなもの。

正解。じゃあ、誰から借りてるのかな? もちろん、実際に借りてるわけじゃないんだけど。

 
 

賞与をもらう人。その人に返すわけじゃないけど、もらうのを待ってもらってるから。

うん。その感覚でいいよ。従業員だね。で、賞与は会社の業績とかで変動して、月々の給料みたいに確実に払うものじゃないから、「引当金」にしておくってことだね。

 
 

そういうことか。よくわかった!

じゃあ、今回はここまで。

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